イワン・イリイチの死因

[健康・医療]

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25件のファンレター

トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』(望月哲男訳 光文社古典新訳文庫)を使用しました。

死に至るまでの心の動きと、死にゆく人の周辺を描いた名作、『イワン・イリイチの死』。そちら方面ではなく、イワン・イリイチの身体的な病名を考察してみたいと思います。

最終診断は、別の物語にしてあります。

別の解釈は歓迎です。
また、難しいところや疑問点に関するご質問も、お待ちしております。

よろしくお願いいたします。




ファンレター

がんもどき!(笑)

最新回まで読みました。医学用語が難しいですが、私も昨夏亡くなった父が癌でしたので、うんうんとうなずきながら読みました。一度腹水がたまったときのことを思いだしてたまらなくなりました。本当に別の何かが入っているようになってしまうんですよね。本人がそれを気にしているのが本当にかわいそうでした。
患者の気もちを思いやって、見かけの変化に気づかないふりをしてあげるのがいいか、そういう嘘をつかないほうがいいか、どちらも良し悪しですよね。自分の驚きやおびえを患者の前で顔に出してしまったりするのは最悪です。そうしないように気を張るだけで家族は疲れます。
次はどうなるのかな。いつも勉強させていただいてありがとうございます。
追伸 がんもどきは好物ですけど、癌もどきは嫌ですねえ。( ´艸`)

返信(2)

未村さん、今回も読んでいただき有り難うございます。

癌で亡くなられた方が身近におられたのですね。
癌はある時点から着実に進行し、本人を衰弱させていくので、見ているだけでも辛いですね。

患者さんの見かけの変化を、どう周りが表現するか。確かにこれも難問だと思います。
告知して、治療に立ち向かおう、という現在の潮流では、これもありのまま、が理想なのかな、
とも思いますがなかなかそうもいかない。

尚、「がんもどき」は、ある医師が唱えている理論に触れたものです。
ある意味、ネタとしてだしました。これ以上の詳細には踏み込みません。

引き続き読んでいただければ幸いです。
お返事ありがとうございます。父はもう高齢でしたので、まあ多臓器不全です。心・肝・腎のすべてがなかよくだめになっていきました。癌は肝臓で、もともとC型持ちでしたから、むしろよく持ったほうだったと思います。
それにしても「がんもどき理論」があるのですか、驚きです。名づけや概念によって扱い方ってずいぶん変わりますよね。
続きを楽しみにしています。^^