お・も・て・な・し の国

作者 TamTam2021

[社会・思想]

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1件のファンレター

東京オリンピックを目前に控えた今、東京の街を首都高から眺めながら奇妙な感慨にとらわれました。東京がすっかり生気を失い、うつむいている、東京が泣きそうになっているという感慨です。そんな感慨を詩にしてみました。

ファンレター

ろ·く·で·な·し の国へ ようこそ!

可笑しい!本当は笑っている場合ではない状況下に置かれている私達。でもこの詩には、ど真ん中をつかれました。痛快です!おもてなし~と満面の笑みで言っていた芸能人の顔が思い浮かびました。東京は生き物のように顔を持ち、今にも泣き出しそうになっているのですね。多くの国民の不安と怒りと悲しみが、東京にそのまま憑依したように感じます。福島の現状を隠し、大丈夫だと嘘をついて五輪招致した罪の代償はあまりにも大きい。日本人は戦争や震災から何も学んでいないように思えます。民意を無視し強行突破しようとする政府。ネットでは過激に何でも言えるのに生の声はあげられない国民。私もその中の一人。昔は日本人で良かったと思っていたのですが、何だか惨めな気分になっています。ろくでなしの国にやって来た選手の皆さんが、監禁拘束という至高のおもてなしで辛い思いをしませんようにと願うばかりです。今までになかった詩で目から鱗が落ちる思いがしました。素敵な詩をありがとうございます。

返信(1)

ありがとうございます。久しぶりに東京に行って、なぜか東京が可哀そうに思えました。本当に活気がなくて沈んでいるように思えたのです。
初めからボタンの掛け違えが起こり、批判に耳を傾けずにそれをどこまでも強行したことがこの結果を招いていると思います。今からでも遅くはないので中止にすべきだと思います。過去の戦争や震災から私たちは大切な教訓をくみ取るべきです。過去に目を閉ざす者は未来に対しても盲目であるという有名な言葉もあります。本当は日本はとてもよい国だと思います。貴重なコメント、本当にありがとうございました。