バイブル・スタディ・コーヒー ~スラスラ読める! 聖書入門

作者 mika

[歴史]

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79件のファンレター

バイブル・スタディの仲間たちの会話をちょっとだけ覗いてみてください。
寝ころんでスラスラ読める! 「物語」がわかれば、聖書は楽しい。
聖書を最初から最後まで読み通すのは大変です。途中でいやになってしまうことも珍しくないでしょう。
なんとなく難しそうでも、聖書のことばの向こうには、豊かな歴史と文化が広がっています。
どなたでも、実際に聖書を読んでみようというかたのお役に立てればうれしいです。


アイコンはTopeconHeroesダーヤマ様の「ダ鳥獣戯画」より使用させていただきました。

ファンレター

創世記26章「ユダヤ古代誌」「Joseph The Prophet ”I’ll stay with you.”」 「Saint Mary」「Mysteries of the Bible」

「創世記26章 井戸をめぐる争い」を、mikaさんが引用されている「ユダヤ古代誌」も参照しながら読ませていただきました。「ユダヤ古代誌」では、聖書に書かれている部分が簡略化されているのですが、逆に、書かれていない部分が補われており、この井戸をめぐる争いの両サイドの心情がよりわかって勉強になりました。

入院中とのことを伺い心配しております。「バイブルスタディ」がご負担になっていたかもなどと思っております。Mikaさんの(私も含めた)ファンレターに対するご返答が、あまりに丁寧でしたので、今後は、お身体と相談して、返答は一行でも良いのではと思っております。

前回の私のファンレターのご返答で、イスラムから描いたヨセフのTVシリーズとマリアの映画について、ご自分で視聴可能かお探しになるとのことでした。ご入院とお聞きしましたので、私は入手先を探してみましたら、YouTubeでどちらも視聴可能でした。

Joseph The Prophet (Profet Yusuf)は以下のYouTubeで全45話が見ることができます。英語バージョンですが、「自動再生機能」を利用すれば英語の字幕がつきます。

https://www.youtube.com/watch?v=ljZ_Bups43o&list=PLiqcVmAKJzwXSyNULtiyhqiT6Wkq3bmYt&index=1


私がこのシリーズを見たのは、随分前ですが、未だに記憶に残っているのが、以下のURLの第9話の17分くらいからの話です。

https://www.youtube.com/watch?v=3Pww817AIpE&list=PLiqcVmAKJzwXSyNULtiyhqiT6Wkq3bmYt&index=10

ここでは、少年ヨセフはラクダで旅をしている一行の中にいます。その中に、病んで死にそうになっている人がでて、一行の最後尾に残されます。病人は付き添うヨセフに対して「私を見捨てて行ってくれ」と言います。ここでヨセフは「僕はいつも一緒にいるよ I’ll stay with you.」。この後、病人は奇跡的に歩けるまでに癒されます。どうして治ったのかとの問いに、「ヨセフが自分のために祈っているのを見たんだ。それが私を癒したんだ。」と答えます。この中で、印象的なのは「I’ll stay with you.」という言葉で、「少年ヨセフ(=神)は、つらい時には、いつもそばにいてくれる」というメッセージと私はとりました。このTVシリーズを見た当時、私は、つらい時に、このシーンを思い浮かべたものでした。

体調が悪い時は、受動的なことしかできないもので、Josephの45話を見るのは適当かもと考えておりますが、もし、ご負担でしたら、上記の第9話の17分くらいからの5分ほどのシーンをご覧いただければと思います。

コーランに描かれている聖マリアの物語の映画「Saint Mary」の動画は以下で見られます。

https://www.youtube.com/watch?v=oWjz1z4oEls

画質が悪く、英語で吹き替えられていますが字幕はないです。携帯電話のような小さな画面で視聴するなら適当かもしれません。マリアに対するイスラム教における深い信仰がわかります。コーランを日本語訳で読むと数行なのですが、言語で読むと、もっと深い意味が込められており、この映画は、その部分を埋めてくれていると、私のヨルダン人のイスラム教の友人が言っておりました。

最後に紹介させていただきたいのが、「Mysteries of the Bible」です。これは1994-1998にアメリカでA&Eにより放映されていたTVシリーズで、聖書の特定のトピックにつき一話45分で、歴史家、宗教家などが出演して解説されるものです。私はアメリカに住んでいた時に、何度か再放送でやっておりましたので、よく見ておりました。全話見ているかどうかについては、自信はないです。以下のWikipediaで概要がわかります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Mysteries_of_the_Bible

動画は「Mysteries of the Bible」A&Eと入れると、動画がいくつか出てきますので、興味のあるトピックを見られてはと思います。たとえば以下です。

https://www.youtube.com/watch?v=YcgOiX3V7q8&list=PLHZw8txh2u55ZMH3hFZh8nVyua6I21tAZ

回によって、優れたものがあり、特にユダヤ教のラビであるDavid Wolpeのコメントなどは非常に勉強になりました。私はWolpeの本も読んだことがありますが、わりに平易な英語で書かれており読みやすいです。WolpeのWikipediaのエントリーは以下にございます。

https://en.wikipedia.org/wiki/David_Wolpe


それでは、mikaさんのご回復をお祈りします。

I’ll stay with you.

荒野の狼

返信(1)

荒野の狼さん、お忙しいなか、励ましてくださりどうもありがとうございます。
今週月曜日に退院しました。今回の病気が分かったのは昨年末のことで、1月から大学病院での検査と通院が始まったばかりで、こんなに急に命の危険がある病状になるとは思ってもみなかったです。
わたしはもともと飲酒も喫煙もしないですし、これまでの食事や運動などの生活習慣による病気ではなく、生まれつきの疾患によるもので、今まで無自覚でいたものが根本原因なのだそうです。内科の先生が、わたしが自分で頑張れることは何もないとおっしゃっていました。考えようによっては、早期発見できて良かったのかもしれません。
今後は通院で本格的な治療をしていく予定です。早く治したいという気持ちが急いてしまうのですが、無理しないよう心掛けたいです。

さっそく、ご紹介のJoseph The Propheの第9話を見ました。少年ヨセフがアラブ人の隊商に売られた後、エジプトへ入国するまでの旅を描いているのですね。聖書で描かれていない部分を補完するエピソードですね。ヨセフを殴った商人の腕が突然痛み出し、その夜にヨセフが男の腕をさすったことで、腕の痛みが消える話は、神の罰と赦しが具体的に描かれていて、興味深かったです。
翌日、病気の男に寄り添って歩く話では、ヨセフとイエス・キリストが重なっているように感じました。病気が快癒した男の"Joseph told me to get up and walk."と言う台詞は、ラザロを生き返らせる話を思い起こしました。
病気の男を見捨てず、
"I'll stay with you. You will be alright.
Life and death are in God's hands.
Don't lose hope."
と言うヨセフの台詞は、わたし自身も見ていて、とても励まされました。
入院中は、自分の生と死について考えて、毎日神さまにお祈りしておりました。わたしが死ぬときには、信頼する牧師の司式で天の国に送り出してほしい、神さまのみもとで永遠のいのちがあると信じたい、と改めて思いました。
神さまはわたしの願い事すべてを聞いてくださったわけではないけれど、わたしの命を守ってくださいました。生と死は神さまの御手の中にあります。もちろん、神さまどうしてですか、と問いかけたくなるときもあります。でも、あの3.11の痛ましい出来事のとき、津波に流された多くの人々と一緒に、イエス・キリストも流されていかれたのだ、と牧師がおっしゃっていました。今回、わたしが苦しんでいるとき、十字架につけられたまいしままなるイエスが一緒に痛み、苦しみを背負ってくれたのかな、と思いたいです。

Joseph The Prophetは、ぜひ続きも見たいと思います。隊商がラクダを連れて荒野を旅する情景は、以前に訪れたオマーンの果てしなく広がる荒野を思い出して、懐かしかったです。そのときはラクダではなく、オマーン人ガイドのかたが運転するランドクルーザーに乗って、荒野を駆け抜けたのです。
Saint MaryとMysteries of the Bibleも、体調が良いときに見たいですね。
今年は音楽活動も無理のない範囲で、所属する音楽グループの演奏会にも参加しないことにしました。体力回復するまでは、家でゆっくり過ごそうと思います。すぐに見られるよう、URLをたくさんご紹介してくださって、どうもありがとうございます。