奇譚草紙

[ファンタジー]

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50件のファンレター

奇譚――奇妙な味の短篇、あるいは変てこな短い物語を、ほろほろと書いてみようと思います。

※不定期連載です。

ファンレター

11話 蛇

こんな作品を生み出せるなんて、やっぱり私、南ノさんのファンです。「●はおそろしい。そして、●は猶おそろしい」がリフレインして、本当にその通りだと……。他者なんて永遠に把握できない未知の生き物だし、でも自分のことだってまだ断片的にしか理解できていないのかもしれない、自分の中にはまだ窺い知れない他者が潜んでいるのかもしれない。自分も他者もわかったつもりになると痛い目にあう。でもそんな解釈が無意味になるほど、物語世界は恐ろしいほどに美しいです。カタルシスを覚えるワードが随所随所にあって……ああ、いつから南ノさんの術にかかったのかな、もう導入部分からかもしれない。ひとときの夢とも前世からのしがらみともつかない、甘美な絶望のループ。この作品も大好きです。

返信(1)

佐久田さん、お読みいただきありがとうございます‼
私、最近つくづく、とにかく怖いのは人間だなって思うようになってしまって…元々ちょっと対人恐怖症もあるんですが…^^;あと、平安時代(のつもり)を一度書いてみたかったというのもありました。でも、そうなんです!仰る通り「絶望のループ」になってしまって、ちょっと救いがないかなあ…と。だから読後感が心配だったのですが、佐久田さんに「好き」と言っていただいて、すごくほっとすると同時に、とっても嬉しかったです(*^^*)
佐久田さんのコメントには、いつもすごく励まされますし、また書き続けようという大きな勇気をいただいています。本当に心から感謝です!