この場所からもう一度

作者 花岡 柊

[恋愛・ラブコメ]

59

32,151

22件のファンレター

幼馴染の芹沢兄弟
兄の洸太と弟の奏太
主人公の望月菫は、旅に出たまま帰らない恋人の奏太をずっと待っていた
連絡もないまま過ぎ行く毎日の中、兄の洸太が菫を心配する
芹沢兄弟にしか心を許すことのない菫が、同期の鈴木に少しずつ気持ちを開いていくなか
どうして奏太は帰ってこないのかと苦しむ菫
真実を知ったとき、そばにいて欲しいのは――――

ファンレター

怪談

嫌なことを忘れることはよくあるし、「記憶にありません」という話もたまに聞くが、
奏太が飛行機事故で死んだ記憶が全然無いという菫の記憶障害は信じられない話だ。
「逆行性健忘」というらしいが、テレビドラマには登場するから本当にあるのだろう。
然し、周りの人たちは分かっていて、専門の医師に相談をしなかったのが不思議。
悲しい記憶だから、無理に思い出させることもないと考えたのだろうか。
だとすれば、今、何故洸太は菫を奏太のお墓に連れて行ったのか。
以上、理屈はそうなのだが、菫の哀しむ様の描写は迫力満点。 

返信(0)

返信はありません