物語の国の狼

[ファンタジー]

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2件のファンレター

「赤ずきん、君は...君は辛くはないのかい? お婆さんの家に行くことが」
 生きるために物語を演じる事が定められた世界。狼として生まれた自分を憎み続けてきた僕は、本番当日に一人の少女と出会う。
 赤ずきん役である彼女もまた、人には言えない傷を持っていた。
 
 悩みを抱えて生き続けてきた、狼と赤ずきんの恋物語。

ファンレター

5まで読みました

 初めまして、こんにちは。
 正直、0を読んだときにはちょっと引いてしまったのですが、その語り口の静かな美しさに惹かれ次に進みました。最初は昔ながらの物語、のはずが少しずつ軸がねじれるように物語の深淵に誘い込まれて、いつの間にかハマって止められなくなって一気に読んでしまいました。今、5まで進みましたが今のところ恐れていたような展開ではなく、今後どうなるのだろうとハラハラしながら待っています。この世界の秘密がもっと知りたい、吸引力がすごいです。

返信(1)

 不二原さん、こんにちは。ファンレターありがとうございます。
 吸引力がすごい、というお言葉とても嬉しいです。一気読みしてくださったのも、とても自信につながります。「大きな幸せの木の下で」でもそうでしたが、ファンレターから不二原さんの作品に対する熱量、『もっと読みたい』という気持ちが文から伝わってきて、読んでいて自分も胸が熱くなりました。
 今後も毎日朝九時に一話ずつの更新、最終回はエピローグまでの四話同時更新の予定になっています。
 毎日の楽しみの一つにして頂けると幸いです。
 朧気ですが「物語の国」の別作品も構想中です。更新も含め、ゆっくりとお待ちください。