【ブックレビュー】ヘタな大人小説より世界名作児童文学!

[創作論・評論]

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35件のファンレター

“読書の秋”と言いますが、実は読書に一番向いているのは、子供時代の夏休みなのではないでしょうか?
コロナ禍で引き籠り生活を送らざるを得ない「今」、もう一度あの頃に戻って、かつて読み耽った世界名作児童文学の世界を再訪してみたら――
そこには、意外な発見が待っているかもしれません……。

ファンレター

「本物」のクリスマス

本当に心のこもったクリスマスですね。リーサちゃん達が、やかまし村にあるものを丁寧に慈しみを持って日々を送っていることの心の豊かさ。雪灯籠が夢のように心に浮かびます。寒いのに暖かな風景。そしておじいさんへの思いやりは、「本物」のクリスマスを雪のドアのまえに連れてくる。
リーサちゃんがお年頃になると、また別の雑多なことが心を占めたり、村の不便さを感じるようになってしまうかもしれない。でも毎日笑って遊んだ少女時代のきらめきは、きっと色褪せない宝物になるはず。
リーサちゃんと一緒に追体験をしたような楽しい読書になりました。そして二冊目の章の終わり方が、しみじみと素敵……さすがです。
次の本も楽しみにしています。(*^-^*)

返信(1)

佐久田さん、お読みいただきありがとうございます!
「リーサちゃんがお年頃になると、また別の雑多なことが心を占めたり、村の不便さを感じるようになってしまうかもしれない」の言葉にはっとしました。なるほど、確かにそうですね!
『やかまし村の子どもたち』は、リーサちゃんたちの人生の中の、ある特別な時期を切り取った作品なのかもしれないですよね。
でも、そう考えると急にちょっと切なくなって、思わず、「リーサちゃん、変わってしまわないで~!」と叫んでしまった南ノでした^^;
この連載、別な本を取り上げて、もう少し続けてみたいと思っております。お時間のある時にでも、また覗いてみて下さいませ~(^^)/