水戸にて、ゴドーを待つ

[現代ドラマ・社会派]

51

1,884

2件のファンレター

高校三年生の僕は、コンテンポラリーの洗礼を東京ではなく、水戸で受けた。

ファンレター

水戸!

ファンレターに上がっているのを見て、「水戸」という固有名詞にドギマギしちゃいました。
実は、大昔、水戸に数年間住んでいた時期があり、この地には私の黒歴史が詰まっております(^^;

御作を拝読しますと、千波湖、弘道館、水戸芸術感……懐かしいスポットが沢山出てきて、当時の記憶が次から次へと鮮明に蘇る中……アレ? 黒歴史の舞台なのにいつのまにか楽しい思い出しか残ってないぞ? ってことに気付きました。

水戸は、県庁所在地なのにさほど大きくもなく、かと言って近くに同規模の都市もなく、東京からも適度に離れており、アクセスも悪く、何もないのに何でも揃う不思議な街ですよね。
それなのに、音楽界では世界的にも有名な水戸室内管弦楽団があるし、アートでは、日本の近代美術に大きな役割を果たしている茨城県近代美術館もあり、更には、納豆や偕楽園、水戸黄門などは全国区の知名度もあり、確かにサブカルの匂いも充満していますね!
古いものと新しいものが、混在しつつも調和してる、そんなイメージの街です。
規模こそ小さいけど、京都や金沢にも通じるものを感じます。
そう言えば、水戸はルーズソックスの発祥の地でもあるし、私が住んでいた頃は女子高生のスカートが日本一短い街でもありました。

すみません、話が逸れまくりましたが、誰でも「自分」の礎となった街ってありますよね。
文化もアートも経済も、おそらく人間も、都市との結び付きは無視出来ないでしょうね!

返信(1)

ようこそ、櫟 茉莉花さん!! そしてこんばんは。返信遅くなりました。成瀬川るるせです!!櫟さんは水戸に住んでいたことがあったのですね!! 今の水戸は、茨城県公式Vtuberの茨ひよりがいてファンアート展示会を県庁ビルで行ったり、ひたちなか海浜鉄道に乗れば国立公園であるひたちなか海浜公園があったり、干しいも神社なんてものまで出来ました。クラウドファウンディングで『名車キハ222の塗装と鐡道神社化プロジェクト』なんてものも行われています。アニメガールズ&パンツアーの聖地もあり、鹿島スタジアムもあり、このふたつには、県外の都市部からの来客が多いです。また、『いばらきパートナーシップ宣誓制度』 が出来て、婚姻制度とは異なる、「一方又は双方が性的マイノリティである2人の者が、互いの人生において、互いに協力して継続的に生活を共にすることを約した」ことを宣誓し、パートナーシップの関係にある者同士がそろって宣誓書を県に提出し、県が受領証等を交付する制度が生まれました。戻ってみると、だいぶ印象が変わったように感じると思います! 櫟 茉莉花さん、物書きになるようなひとは黒歴史を背負っているものだし、書き続けるということはある意味では黒歴史が現在進行形になってると腹を括らないと大変ですよ(笑)!! 僕がこの作品で描いたのは20年近く前で、今は、水戸芸術館のある北口の商店街は力がなくて、南口の開発が進みました。
田舎のひとって〈リトル・トーキョー〉を夢見て、つくろうとすることが多いのですが、水戸は仰る通り、不思議な街で、都市開発しても「いばらき」としか言い様のない場所なんですよね。ぜひぜひ、機会を見つけて水戸で思い出と向き合ってみてください。櫟茉莉花さんの持っている思い出も、意外と甘酸っぱいかもよ?