永遠に忘れないで

作者 亜希子

[ミステリー]

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前書き
人間の心は耐えきれない悲しみや罪悪感に潰されそうになると、別の人格を作り上げたり、人格が入れ替わることで、自分自身の心を守とうとする。でも、幻覚だと思える物事が事実では無いとは誰も証明できない。心はブラックホールと同じで、本当の思いは吸い込まれて、外側しか見ることができないのだから。

ファンレター

狂おしいほどの心情が出た表現に心打たれました。

読むたびに登場人物たちの心情が伝わってきて、つぎの行を読むこころが深い悲しみに沈んでいくのがわかります。ああ、真美ちゃんも、吉原くんも、瑤子さんもしあわせになってほしい、そんな思いが読み進むのを懼れさせるのです。

以下、大きなお世話をしておきました。
そんな風に考てふと気がつくと→そんな風に考えてふと気がつくと

瑤子は噴出した→瑤子は噴き出した(「ふんしゅつした」と呼んでしまうので)

ノーベル賞を排出した大学→ノーベル賞を輩出した大学(「ノーベル賞を排出した」のであれば、単なるフツーの、どこにでもある大学ということに)

考えて見れば→考えてみれば(「考えることをしてみれば」という意味なので、「見る」という視覚的表現は不適。「試みる」が正解)

ふたりきりという状況ではなおさらさわ→ふたりきりという状況ではなおさらだわ

琢磨がいてくれるのに琢磨だけではその不安が消えることはない。大切なのは心の繋がり。私の心が繋がっているのは琢磨ではないことに自分はとっくに気付いている。→いいですねぇ、このくだり。なかなか書けません。亜希子さんの感性そのものの、生きたことばが岬を唸らせます。

吉原のことは忘れ
る。激しい想いは束の間。→文の途中から改行されています。

その首の上に正恵の顔が重る→その首の上に正恵の顔が重なる