泡夢の記

[歴史]

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50件のファンレター

お殿様と家臣がケンカしちゃったら?

そりゃもう、大変ですよ。国が滅びるような大問題。幕府にも内緒にしなくちゃ!
だけど今の徳島県では、本当にそういうことがあったのです。正義感の強過ぎるこのお殿様、果たして皆さまに共感してもらえるでしょうか?
主人公は、名前の残っていない側室の女性に。知られざる郷土史の一つです!

(主要参考文献)
笠谷和比古『主君「押込」の構造 近世大名と家臣団』講談社学術文庫
石躍胤央ほか『徳島県の歴史』山川出版社
徳島県史編さん委員会『徳島県史 第一巻』徳島県
同         『徳島県史 資料集』
三宅正浩「藩政改革の政治構造」『史林』史学研究会 2007

※書影は、Canvaで作成させて頂きました(作者の写真ではありません)。

ファンレター

81話まで読了

ああ、この殿とお楽の幸せな時間がいつまでも続けばいいのに、と思わず祈ってしまいました。
知らないうちに、それだけふたりに感情移入してしまっていたのですね。
それにしても……腋が甘くて危なっかしい人なのに、殿ってけっこう悪運強いですよね!
最後に待っているのは悲劇かもしれないけれど、殿にもお楽にも、81話のような時間があったのだと思えば、なんだか救われた気持ちです(*^^*)

返信(1)

そうそう、悪運が強いですよね(笑)! でもその脇の甘さが、仲間の増えなかった一因かもしれません。殿はきれいごとを言っていながら、自分には甘いところがあるようで……こういうのって周囲の冷たい視線を招くと思うんです。家中と庶民に倹約令を敷いておきながら、自分はそこそこ豪奢に暮らしたわけで、「ちょっとならいいだろう」とか「理由があるからいいだろう」は理解されませんよね。
残念ながら、81話で甘い話は終わり。後は厳しい話になってきますが、もう少しお付き合い下さいませ!