ファンレター

贅沢なファンタジー

おお、これは、民俗学×都市伝説×言霊×異能バトル×百合でしょうか……!
4人の可愛い女の子達のわちゃわちゃと、テンポよい会話が楽しくて、導入部からスクロールが止まりませんでした。〈〉内の強めのワードが世界観を強固にして、どっぷり浸れます。

サブタイトルが『虚数恋愛』なんですね。
虚数って2乗するとマイナスになる数、目に見えなかったものが2乗して初めて目に見える数(しかもマイナスとして)現れるものとウチの本棚に。
ラスト、言葉が意図的に見えなくて、でも2人抱き合ったことで、これから現れるマイナスがあるのかなぁなどと想像を巡らせました。
堪能しました、面白かったです!

返信(1)

おー、読み解き鋭い、虚数ってつまりそういうことでもあります。僕が普通のストーリーを書いても仕方がないかな、と思って。それにプラスして、5000文字っていう制限内でなにが出来るか考えた結果、こういうスタイルになりました。「虚数」の意味や、山括弧内に、造語やら固有名詞を入れて世界観を外側に広がるようにしたことなど、汲み取っていただけて嬉しいです。設定を考えてるときはともかくとして、本文はとにかくスピード感をつけて書くことをしました。なので、会話もテンポ感を重視したので、気に入っていただけて良かったです。地の文も特にどういうものかの説明を極力削って、「雰囲気」をつくることに重きを置きました。要するに「物語の外」にも世界が広がっているのを暗示する方法です。佐久田さん、レター、ありがとうございました!!