泡夢の記

[歴史]

300

67,455

50件のファンレター

お殿様と家臣がケンカしちゃったら?

そりゃもう、大変ですよ。国が滅びるような大問題。幕府にも内緒にしなくちゃ!
だけど今の徳島県では、本当にそういうことがあったのです。正義感の強過ぎるこのお殿様、果たして皆さまに共感してもらえるでしょうか?
主人公は、名前の残っていない側室の女性に。知られざる郷土史の一つです!

(主要参考文献)
笠谷和比古『主君「押込」の構造 近世大名と家臣団』講談社学術文庫
石躍胤央ほか『徳島県の歴史』山川出版社
徳島県史編さん委員会『徳島県史 第一巻』徳島県
同         『徳島県史 資料集』
三宅正浩「藩政改革の政治構造」『史林』史学研究会 2007

※書影は、Canvaで作成させて頂きました(作者の写真ではありません)。

ファンレター

緊迫のアクション!

お楽、かっこいい!
嵐の情景描写が緊張感をいやが上にも高める中、お楽と稲田の手下の闘い。
眼の醒めるようなスピード感のあるアクションに、あっという間に読み終わってしまいました!
それにしても、状況的にはかなり厳しいと言わざるを得ない中、お楽は果たして突破口を開けるのか……?
今回も続きがすっごく気になるところで終ってしまいました~‼
続き、楽しみにしています!(^^)/

返信(1)

フィクション性の低い歴史物って、チャンバラをクライマックスに持ってくるのがすごく難しいのです(と言い訳)。なので私はアクションシーンが苦手なのです(もっと言い訳)。三奈乃さんにそこを見抜かれちゃったかなあとヒヤヒヤでした(笑)。
稲田派と殿の対決がどんな形だったのか、史料にはありません。でも稲田に下された処分からすると、相当な出来事があったはず。この時代に主君を追い詰める方法は「押込め」だったのでそれを生かし、殿を救出するのがお楽である設定にしてみました。
クライマックスと書きましたが、実はまだもうちょっと続きがあります。引き続きお付き合い下さいませ!