特攻列島
【全100話、完結済み】
「貴方の命と引き換えにご家族の安全を保障します」
とある条件を満たした民間人を勧誘する謎の三人組。彼らの目的は『敵対国の兵器を破壊して戦争を未然に防ぐこと』。
勧誘された四人は、彼らと共に日本近海に浮かぶ無人島で命懸けの任務に参加する。
幼い娘の為に母親が。
難病に苦しむ妻の為に夫が。
忘れ形見の孫の為に祖父が。
年の離れた弟の為に兄が。
それぞれの想いを抱いて命を散らす。
現代日本で戦争が起きたらどうなるか、
ありふれた日常が非日常に変わる瞬間の物語。
家族の絆が試される。
***
この物語はフィクションです。実在の人物、地名、団体、組織、国家とは一切関係ありません。名前被ってたらごめんね。
ファンレター
ファンレターを失礼いたします。
世界が注目する戦争が起きている中ですが、
貴作の「現代日本で戦争が起きたらどうなるか、ありふれた日常が非日常に変わる瞬間の物語」
というリアリティに引き込まれました。
有り難いことに、今現在の私たちは、戦争がどうしても遠い訳ですが、
これは突然(という感覚になるのでしょう)やって来るかもしれません。
始まったからといって全てが変わるものではなく、日常は続いており、終わった後も続くのですよね。
また、家族がシェルターに入れるというような、得をする条件がないと、
現代日本で一般人を戦闘に投入するのは難しいでしょうね。
かつてのような、「お国の為」では動かないでしょうから、
こうした設定にもリアリティを感じます。
さとるとみつるの決断、売国議員の存在など、注目したいポイントも多く、充実した読後感です。
有り難うございました。
返信(1)
ファンレターありがとうございます
読んでいただけただけでなく丁寧な感想まで…!
とても嬉しいです
この作品を書いた当時は、どちらかといえば日本を取り巻く辺りがきな臭い感じでした
国際状況が悪化したらという仮定で物語を書いたのですが、違う場所とはいえ本物の戦争が起きてしまい、複雑な思いを抱いております
現実の戦争は物語のように綺麗に終わらないだろうな、とヒシヒシと感じます
さとる達の戦いを見守ってくださり、誠にありがとうございました〜!