…の恩返し

作者 桐乃桐子

[ファンタジー]

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それはある日、突然に。

ファンレター

コメディ&ファンタジー小説もツボです!

桐乃さんの作品、いつも楽しませていただいております。“お楽しみ”の18禁、BL以外でもこの作品みたいなコメディ&ファンタジーも大好き! 会話とキャラがツボなんですよね。
ヒロインのセリフ「そう、わたしは弱くはない。でも、傷付かないわけじゃない。」で導入部から滅茶苦茶感情移入しちゃいました。いつの間にか大家さんと仲良くなる異星人とか(笑)。そして圧巻なのは『はじめてのクリスマス』! もう会話が楽しすぎる。私、桐乃さんが描く男性キャラはどの作品もタイプなんですよね……。今回は「彼」のちょっぴり勘違いの“紳士的”な暴走にハマりました。「彼」に振り回されるのを受け入れ出している月子さん、いいところで終わっている~続編が読みたい!

それから最近の大人小説「木曜日には、彼はいない。」は、これまたテイストが違って、切なくて良かった~。やっぱり男性キャラがドストライク。至近距離で映像を見ているような描写に、終始ジレジレして身もだえですよ。そういうシーンが無くても、脳から変な液体(?)が滴りました。……またどこかで出会って欲しい……そんな余韻がたまりません。暑苦しくなくて少し乾いていて、傷を抱えた者同士のいたわりが根底にある、そんな桐乃さんの世界が大好きです。

返信(1)

佐久田さん、不破家のみならず、ほかの拙作も読んでくださって恐縮です。ありがとうございます!
この恩返しはノリノリで書いた記憶があります(笑) わたしは基本的に体温低めなので(平熱35℃なのです)文章も淡々としがちなのですが、たまにとつぜんはっちゃけて「ウェーイwww」みたいなテンションで、思いつきと勢いだけで書きあげてしまうことがありまして。『名物が、ない。』もそうでした。会話とキャラがツボといっていただけてうれしいです(照)
大まじめな顔をして、よくよく聞いてみるとなんかおそろしいことをいっている……という男性キャラがわたしのツボで、そのせいか、出てくる男性陣ほぼ全員ストーカー気質なのです。異星人までも(!)。
端から見るとごくふつうのひとなのに、好きな相手が絡むとそこだけタガが外れたように言動がおかしくなる、という男性キャラを書くのがとても楽しいです(笑)
なので佐久田さんに男性キャラがタイプといっていただけて感無量です!好みが似てる!うれしい(*^^*)
月子さんはこのまま彼のペースに乗せられて、気がついたらいつのまにかつがいになっている、という未来しか見えません(笑) 続きが読みたいと思っていただけたのなら光栄です。ノリノリで書いて良かった!

『木曜日には、彼はいない。』も読んでくださってありがとうございます。
雨のなかに閉じ込められたふたり、というイメージから書いたもので、いわば「棲む世界が違うふたり」という使い古したベタな設定ですが、気に入っております。棲む世界が異なっても、手を伸ばせば案外かんたんに触れあうことはできるのですが、そのあとに待つのは、たいてい悲劇です。だから、ラストをどちらにしようか迷っていたのです。悲劇ではないこちらにしました。
主人公にピンチが訪れたとき、彼はまたどこからともなくフラッと現れて手を貸してくれる気がします。主人公の個人情報だだ漏れですし(笑)
直接的なシーンを書くのも好きですが、なにもしないゆえの官能といいますか、そういうエモい(?)雰囲気も大好きなので、佐久田さんにそういっていただけてうれしいです。脳から滴るへんな液体、いただきました!(笑)

【追伸】『マジカル・カンファレンス3部』は作り込んだとおっしゃっていて、たしかにそれは伝わってきました。追っ手から身を隠す日々だったのが(それはそれでとても楽しそうなバカンスでしたけれど)、新たな仲間が加わり、こちらから打って出るかたちに変化して(売られたケンカは買うというヤンキー精神あっぱれ!攻撃は最大の防御ともいいますし)。
4部以降はまだちゃんと読めていないので、先の展開はまったくわかりませんが、ごく一部の特権階級だけが人間であるかのような腐敗したこの世界に風穴をあけられるような、そんな希望が感じられるメンバーが出揃ったなと思いました。最後の、風雲急を告げる展開もまったく予想外でしたし。すっかり引き込まれました。
的外れなことをいっていたらすみません(>_<)
リコリスちゃんと俺様ヒイラギのお話のゆくえも楽しみにしています!
いつも長文でごめんなさい(平伏)。