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やっぱり名エッセイ!
佐久田さんのエッセイは警句の宝庫で、太宰治の文章を読んでいるみたい。今回も、「ただ居るだけで●●ました」「実家が一番●●●●ない」など、印象的なフレーズが光ります。それから、「義母運」という佐久田さんの造語、しみじみと深い言葉だと思いました。でも、義母に対する手放しの称賛ではなくて、「9●点といったところか。●点はマーク●●です」というこの独特のセンス、わたしはすっかり“佐久田エッセイ”の味にハマっています。それから、「凡夫」という言葉。前の部分にもすごく印象的に出てきましたけど、今回もとても効いていて、正にこのエッセイのキーワードですね。「山に籠もっても修行にはならない」、だからわたしたちはこうやって……ていくしかないんですね。ラストの部分に、この世に生きていく哀しさ、でもだからこその人生への愛しさ、そういったものが凝縮されている気がしました。
返信(1)
身に余るお言葉に心臓バクバクですよ! 私は、『警句』って何だっけ?と調べ出すくらいにバカな人間なんですから。
普段生活していると、喜怒哀楽に分類されない(名前のついていないような)感情が湧くことが多くて、そういうのを少しでも表せられればいいなと思うようになりました。南ノさんの『奇譚草子』はまさにそれを体現しているんですよね。薄っぺらでない幾層にも重なる内面世界の深みがあって、読んだ後形容できない感覚が残る……(上手く言えない!)
以前も『凡夫』を取り上げてくださいましたよね。ありがとうございます。背中を押してくれるコメントにいつも本当に感謝しています。
普段生活していると、喜怒哀楽に分類されない(名前のついていないような)感情が湧くことが多くて、そういうのを少しでも表せられればいいなと思うようになりました。南ノさんの『奇譚草子』はまさにそれを体現しているんですよね。薄っぺらでない幾層にも重なる内面世界の深みがあって、読んだ後形容できない感覚が残る……(上手く言えない!)
以前も『凡夫』を取り上げてくださいましたよね。ありがとうございます。背中を押してくれるコメントにいつも本当に感謝しています。