さわり

[歴史]

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3件のファンレター

太棹(三味線)の師匠の枕もとに呼ばれた、内弟子のおえん。
たくされた最期の望みと、その行く末は――。
【注意】私の他の作品と違って、ちょっと残酷な描写もあります。(心理的に。流血とかではないです。)

ファンレター

三味線の音色が胸に迫ります

悲しいほど愛の物語だと思いました。師匠とおかみさんの……。
愛ってなんでこんなに悲しいのかなと思いました。わたしも母と他人だったら。母に育ててもらってよかったこともたくさんあるのですが、今となってはもし近所のおばあさんなら仲良くできた気がします。
三味線の音。いつまでも余韻の残るようなその音色が私にも聴こえた気がしました。
人間って弱い生き物なのかもしれないですね。だから愛を凶器にしてしまうことがあるのかもしれないですね。

返信(2)

しおむすびさん、ありがとうございます。本当に、身内だからこそ難しいことは多いですね。
憎い、悔しい、という感情も人間だからだし、できたらそれをみんな「悲しい/哀しい」に変えていけたらと思うんです。
その先には、また違うものが待っていてくれる気がしてます。
私ももっと楽しくなれるようなものを書いていきますので、また読みにいらしてくださいね。(^^)/
しおむすびさんが「師匠とおかみさんの愛」と書いてくださったとき、じつは私は「えー」と思ったんです。
その後、何度も何度もよく考えて、この二、三日で本当にそうだなと思うようになりました。
いまでも母のあの発言は信じられないです。母も疲れていたのだとは思いますが。でもあのとき私は、私自身が壊れてしまったのだと思います。両親は仲が良いのだと信じてましたから。
父が亡くなったとき、彼のお財布から、母の写真が出てきました。三十代でしょうか、若き日の。「おじいちゃんはほんとに愛妻家だったね」と言って弟一家は笑っていましたが、私は、古いアルバムからわざわざ『あの頃の』母の写真を捜し出して、何度も見ていたのだと思ったら、たまらなくて、夜中にひとりで泣きました。
父は優しい人でした。最後まで生きようとしていました。生きる気力をなくしている末期患者をはげますのが、家族だろうと思うのですが、まさか逆をされていると……。知らないで逝ってくれたと信じたいです。
いまでも、本当に、人も、自分の記憶も信じられないのです。

でも、しおむすびさんのおかげで、そうか、それもふくめて愛なんだな、残酷だな、哀しいな、と胸に落とすことができました。
本当にありがとうございました。
また、もっと楽しい作品のほうで褒めていただけるように精進していきたいと思います。