桐一葉

作者 桐乃桐子

[日記・個人ブログ]

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57件のファンレター

梧桐一葉落天下盡知秋

(アオギリの一葉が落ちて天下の秋を知らせる。)

ファンレター

心に浸透する日記

私、桐乃さんの文章、とても読みやすいのです。綴られている丁寧な暮らし、そこはかとない慈しみの目、静かで透明な余韻が好きです。そして特に『呪いをかける』のお話が好きで何度も読み返しました。もし紙媒体なら、3箇所付箋を貼るような部分があるのです。(私の癖)それから『両手は空けておきたい』、桐乃さんの境遇がチラッと出て、ドキッとしてしまいました。でも声高に表現しないところが逆に心に迫って……。全部飲み込んで今の桐乃さんとなっているのですね。また更新を楽しみにしています。

返信(1)

佐久田さん、読みやすいといっていただけてうれしいです。ありがとうございます。呼びかけてくださる敬称が「さま」から「さん」になったのもうれしくて、さっそくわたしもそうさせていただきました。
付箋を貼ってもらえるような箇所が! 恐縮です(>_<)
わたしも佐久田さんの『泣き方がわからない』の紹介文に書かれている「過剰や欠落を抱えているから創作をしたり読んだりしているんですよね?」という一文にとても共感しました。もし過不足なく満ち足りた人生を送っていたなら、こうして小説など書いていないし、たぶん本を読んだりもしない。そう思うからです。
そうなんです。さらっと流したのですが、ある日、小学校から帰ってきたら母親が置き手紙一枚を残していなくなっていたのです。朝はふつうに「行ってらっしゃい」と送り出されたので「え、うそやん」となりました。たまたまそのとき一緒に遊びに来ていたのが、のちにテレビを譲り、引っ越し祝いに電子レンジをくれた友人でした。最悪の状況でわたしひとりではなかったし、いまもその友人は親友でいてくれるので、大丈夫です。孤独ではあるけれど、決してひとりぼっちではないのです。
『レンタルお母さん』に出てくる母親ですが、あれ、じつはそのままわたしの母親がやらかした顛末だったりします。実家に帰省する交通費を無心してきたあたりまで、ですが。たぶんまだ生きてはいます。
身内の恥をさらすようでお恥ずかしいですが、せっかくなのでしっかりネタになってもらいましょう。立ってるものは親でも使え、といいますし(なんか違う)。
もうずいぶん前の過去の話なので、どうかさらっと読み流してくださいませ。

佐久田さんがくださったお返事、すべて読ませていただいております。『花のもとにて』やしゃべログまで目を通していただいて、ありがとうございます。お礼を伝えたかったのですが、いただいた返信にさらに返信を送ってもよいものか、まだノベルデイズでの作法に不慣れなため、迷ってしまいまして。
こちらでお伝えできればしあわせます。
長々とすみません。いつもありがとうございます!