戈を止める少女

[現代ドラマ・社会派]

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2件のファンレター

 主人公、新條小鞘(しんじょうこさや)は誘拐未遂事件に遭ったことで、自衛の必要性に気付かされる。
 学校や家庭では護身術などの自衛手段をあまり教えてもらえなかったので、高校では友達の紗月(さつき)と共に武道系の部活に入ることを考える主人公。ところが、スポーツ化してしまった現代武道では、ほとんど護身にならないことを知る。
 そこで小鞘は、かつて誘拐から自分を救ってくれた男性、太刀河信(たちかわしん)を頼り、紗月と二人で本格的な武道と護身術を教わることになる。
 戈を止めると書いて「武」と読む。本来、武道とは戦うためのものではなく、戦いを止めるためのものだと太刀河は言う。
 試合に勝つためのスポーツ武道とは違う真の武道を学ぶことで、小鞘たちは人間的にも成長していく。

ファンレター

小説という表現

ファンレター失礼します。5話まで読みました。「現代空手の考察」で示された考えを小説化されているのですね。主人公が空手部に入らなかったので、空手部出身としては寂しかったのですが、今後の展開が楽しみです。引き続きよろしくお願いいたします。

返信(1)

コメントありがとうございます。
この小説は5年以上も前に書いた作品ではありますが、基本的な考えは変わっていないので参考にしていただけたら幸いです。