オペラを見て死ね!

[創作論・評論]

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67件のファンレター

何となく敷居の高い、オペラの世界。だけど分かるようになってくると、断然面白いのです!
というわけでチャットノベルで「物語」を、引用した動画で「歌や音楽」をお伝えする試みに挑戦します。芸術だからとかしこまらず、ツッコミ満載で楽しんでみるのもアリではないでしょうか。
まずは親しみやすく、上演頻度の高い演目から。あくまで一ファンの立場からのご紹介で、内容は初心者向けです。よろしくお願いします。

表紙写真:パリ・オペラ座(ガルニエ宮)

ファンレター

14~16話まで拝見

 え~、ホセとエスカミーリョのこんなカッコいいシーンがあったなんて! 見入ってしましました。ほんとにカルメン知った気になっていたのに何にも知らなかった……。(恥ずかしいことに、このエッセイ読むまで闘牛士の名前がホセだと思ってました)
 でも、アジア系の人の演じるオペラもカッコいいですね。声も伸びがあってとても惹かれます。アジア風と言えばトゥーランドットとか蝶々さんしか思い浮かばなかったけど、これからオペラもアジアの時代かも、是非是非、オペラ三国志とかオペラ水滸伝を作って欲しいなあ。(ありそうな気もしますが、メジャーに躍り出て欲しい)オペラ源氏物語も素敵かも。
 今まで闘牛士はカルメン達の中を引き裂くチャラ男かと思っていましたが、なんと結構素敵じゃないですか。名前もこのエッセイで初めて知ったので、これから心密かに推しながら続きを待ちたいと思います。

返信(1)

不二原さん、今回も読んで下さってありがとうございました!
そうなんですよ~。アジア系だろうが何だろうが、カッコいいものはカッコいい! だけど「良い」と思えるかどうかは、
やっぱり歌唱力にかかってるみたいです。歌がイマイチだと、見ている方も「あちゃ~……」という感じになっちゃって。
ホセとエスカミーリョの決闘シーン、ぜひヨーロッパの一流歌劇場の動画も覗いてみて下さい!
おっしゃる通り、現代の創作オペラでも次々と新作が作られているようです。でも数十年、数百年の星霜をくぐり抜ける
ほどの名曲が生まれるかというと、すごく難しいんだと思います。日本のオペラとしては『夕鶴』(鶴の恩返しが下敷き)、
『沈黙』(遠藤周作の小説が下敷き)などが知られていますが、楽しめるかどうかというと、やっぱり微妙……(笑)。
たぶん中国でもいろいろな試みは行われていると思います。トゥーランドットを京劇でやったというニュースもいつだったか
テレビで見ました。向こうの方が今は芸術にお金をかけられるので、そのうち中国発の名作オペラが生まれるかも
しれませんね。日本も負けないでいてもらいたい~!
次回から最終幕に入ります。またよろしくお願いします。