青銀の風

[ファンタジー]

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「波間の真珠」と呼ばれるオアシスに作られた美の砦、美術工芸研鑽学院。そこは周りを砂漠によって囲まれ、他国の干渉を受けることなく自由な芸術が花開いていた。しかし砂漠を取り囲む3つの国の均衡は崩れ、美の砦にも暗雲がたちこめる。
 絵師を目指し砂漠を越えて美術工芸院にやってきた明朗快活な青年、麗射はこのオアシスで個性的な人々と出会いながらも、次第に砂漠を囲む国々の動乱に巻き込まれていく。
 
 魔法のないファンタジーです。2020年5月までセルバンテスで連載をしていました。これからこちらにお世話になります。よろしくお願いします。

ファンレター

103話まで読了

ついに最新話に追いつきました!
すごいです!戦闘そのものの描写は多くないのに、それに翻弄される人々の様子から、早くも「戦争」という途轍もない暴力の恐ろしさがぴしぴしと伝わってきます。
それから、103話のあの地図!
この物語が、不二原さんの頭の中でいかにリアリティーを持って組み立てられているかが窺われて、圧倒されました。
ここでしか読めない大河小説「青銀の風」、続きを本当に楽しみにしています~(^^)/

返信(1)

 お読みいただきありがとうございます。
 戦記物が書きたくて始めた話ですが、やっとそういう展開にたどり着けました。次回から3話がこの辺りまでで一番書きたかったシーンです。でも、最近悩みも多くて。戦争を描くのも、相手を敵と割り切って書くか、それとも葛藤を加えるか。割り切って書いてしまった方がドラマとして華があるような気がするし、でも、それでいいのかという自問も心の中にはあって、すでに書いてしまったんですけど悩むところです。現代の戦争でも、いざ戦争となるとやっぱり相手を「敵」として認識するし……、いざ戦う際に手加減してしまうのは味方への裏切りかという気もするし。迷いが文章に表れているかもしれません。
 地図は見にくくてすみません。ソフトを使いこなせて無くて(笑)少し落ち着いたらブラッシュアップしようと思います。
 長い話なのに、こんなに早く読んでいただき、恐縮です。ブックレビュー等でするどい読みをされる南ノさんに、読んでいただき身が引き締まる思いです。
 ご感想大変ありがとうございました。