【あらすじ】
「普段通り」なんていとも簡単に覆されるものである。

俺は輝台誠。川上商事、第二営業部所属のサラリーマンだ。予期せず新年度初日に新人教育係に任命されたことで、日常が一変した。初々しい瞳でこちらを見つめる彼の名は美良環、突如俺の部下になった人。そう。彼は俺の部下で、独特の感性を持ち、人懐こく、笑顔の可愛い、他の人とは違う人。

最近になって気づいたことがある。上司というのは、とても便利な役柄でとても不便な距離にいる。けれど俺はこのままでいい。君の笑顔を守れるなら。


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