忍夜鯉曲者(しのびよるこいはくせもの)

[ファンタジー]

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4件のファンレター

 滝江はふつーの勉強嫌いな女子高校生。しかし、ある夜彼女を思いもよらない怪異が襲う。
平将門の娘「滝夜叉姫」の生まれ変わりとして覚醒した滝江は、お供の妖蝦蟇とともに迎えうつが……。
 歌舞伎の「忍夜恋曲者」から妄想したコメディ・ファンタジーです。
 5/5 季節ものとして載せてみました。

ファンレター

とっても楽しい!

不二原ワールド全開って感じで、存分に楽しませていただきました!
高貴な血を引きながら、勉強嫌いの滝江ちゃん可愛い!
あと、かっこよく登場するわりには役に立たない妖蝦蟇も大好きです。四六の蝦蟇の油売りネタでピンチになるところとか最高!
歌舞伎の演目とか江戸時代の文芸とかの、タイトルはもっともらしい漢字(漢文もどき)になっているのに、ルビは思い切り俗っぽい内容にするやり方って、江戸時代人のセンスを良さを感じさせますよね。それにしても元ネタの「忍夜●曲者」が「鯉曲者」になっちゃうなんて、さすが「僧頭の鷲」の不二原さん(^^)
それから、表紙の絵も不二原さんご自身がお描きになっているんですよね。エロおやじ鯉のちょ怖+ユーモラスな味わいが出ていてすばらしいです。絵が描ける人っていいなあ!あこがれてしまいます~(*^^*)

返信(1)

 お読みいただきありがとうございました。江戸時代の演目の名前ってかっこいいですよね。人形浄瑠璃から歌舞伎になった演目ですが『女殺油地獄』おんなごろしあぶらのじごくとか、『与話情浮名横櫛』よはなさけうきよのよこぐし(ダブルミーニング!)の題目が好きです。粋でおしゃれですね。特に好きだった演目の名前が今回元ネタにさせてもらった「忍夜恋曲者」で、題名だけでゾクゾクしてしまいました。古典(特に日本の)はからっきし弱い私ですが、歌舞伎はケレン味があるので好きです。でも、私の未熟な感性では人情ものは共感できなくて……あまり見ません。
 絵は、フリーソフトが使えなくて、仕方なく書いています。(フリーソフトについていってないのです。どこが安全なのかがイマイチわからないくて)昨年の給付金で買ったペンタブレットがまだ使いこなせてなくて、実は話を書くよりも表紙に時間がかかっています。深夜「ツールバーが消えたあ」「とか表示範囲の縦横が元に戻らない」とか悲鳴を上げています。南ノさんの優しい応援に感涙しています。