六観音橋 裏商店会外伝 ~武星堕つ刻~

作者 千国礼拓

[現代アクション]

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 後藤栄治。身長一八七センチ。体重一四二キロ。元・総合格闘家。
 裏社会の使い走りにまで落ちぶれた不器用な男が最後に闘ったのは、無敗の伝統空手を継承する青年と、謎の秘伝書を秘匿する裏商店会を名乗る集団だった。

 わけあって、本伝は未公開。事情はお察しくださいませ……。

ファンレター

Re:砂乃路傍さま

 はじめまして、千国です。
 熱烈なご感想、とても嬉しいです。まことにありがとうございます!

 ご推察の通り、この小説の本伝である「六観音橋 裏商店会」という物語は、じつは「漫画原作の企画書」として作成したものになります。
 現在コロナ騒動で持ち込みもままならない状況なのですが、騒動が終息したら企画書を携えて出版社まわりをする予定です。
 骨太小説の募集要項を見たとき、見事な構成で…という一文を見つけ、「ということは、読んだら本伝を読んでみたくなる外伝というのはどうだろうか?」と無い知恵をしぼって書いた書下ろしなので、つづきが気になると仰っていただけた砂乃さんのお言葉、本当に本当に嬉しかったです。思わずPCの前でガッツポーズをしてしまいました笑。
 さした戦績があるわけではありませんが、当方もかつてフルコンタクト空手の経験があり、そのとき試合で感じた肌感覚をどうにか文字に乗せられるよう工夫してみました。お楽しみいただけましたら幸いです。
 また、これもご指摘のように、今作は本伝のトップシーン(主人公の空手衣に後藤がKOされる瞬間)の一瞬をじっくり描いた作品です。小説だからこそできる表現で、漫画とは一味違う作風に挑戦してみました。逆にここから秘伝書をめぐる物語のあれこれが始まるわけですが、そこは【大人が楽しめる骨太小説】ということで、時代小説の剣劇の空気感を意識して書くようにした次第です。いつか本伝もちゃんとお届けできるよう、頑張って漫画企画のほうも通してきたいと思います。
 ありがたい応援のお言葉まで頂き、感無量です。
 のちほど砂乃さんのアトリエにも、お邪魔させていただきますね。

 本当に嬉しいご感想、かさねて心より御礼申し上げます。
 ありがとうございましたm(_ _)m

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