ファンレター
なめくじ艦隊という字面の強さ！
南ノさん、とっても面白く拝読しました！
いつも思うのですが、こちらのレビューを読ませていただいた時点でもう、本編をすべて読破したかのような満足感を味わえますね。ありがとうございます(*^^*)
それにしても、なめくじ艦隊というタイトルのインパクトときたら。「なめくじ長屋」なんて幽霊屋敷よりよっぽどホラーですよ！ こんな「真打」は勘弁してもらいたいですよね(^^;)
あの、確か綾辻行人さんの某館シリーズだったと思うのですが、上巻のラストがこういう虫系の阿鼻叫喚シーンで、クモとその虫だけは絶対に無理なわたしはそれがトラウマとなり下巻を読むのを諦めたという苦い記憶があります……。
話が逸れてすみません。
古今亭志ん生さん、さすがに噺家さんですね、引用してくださった文章も話し言葉で臨場感があって引き込まれますし、思いがけない状況に巻き込まれて満州で足留めを食らってしまった師匠を助けてくれたとある人物のエピソードも、それこそひとつの「お話」のようで。
この場面を読んで、南ノさんの『呂赫若の事件簿』の第1話をふと連想しました。「私」が呂赫若の夫人にちょっとした失言めいた発言をしたときに、すかさずさりげないフォローを入れてそれを回避してくれた呂赫若と夫人の、粋な心遣いを。
相手を立てるためにさりげなく助け船を出せる、その人柄、惚れ惚れしてしまいますねぇ。すてきです(*´-`)
わたし、落語は先日お話ししました雲田はるこさんの『昭和元禄落語心中』と、子どもの頃に観ていた「笑点」くらいしか馴染みがないのですが、あと2冊分、南ノさんの落語エッセイを拝見できるとのことで、未知の世界を体験できるのを楽しみにしております(*´ω｀*)
返信（1）
桐乃さん、お読みいただきありがとうございます！
貴重なお休みの時に、わざわざお時間を割いて、こんなお心の籠もったレターをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです‼
本当にありがとうございます（*^^*）
「なめくじ長屋」って字面、インパクト強すぎますよね~！
そう言えば、都築道夫さんに「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズというのがあるんですよね。宮部みゆきさんが絶賛していて知って、何冊か読んだことがありあます。時代物のミステリって江戸の風物詩や人情をメインに描くものが多い印象ですが、この作品は珍しく、がちがち本格の「不可能犯罪物」なんです。（なめくじの具体的な描写がないから読めました……笑）
綾辻行人さんの「館」シリーズは、私も御多分に漏れず、『十角館の殺人』の第10章のトリックに衝撃を受けた一人で、他には鎌倉が舞台の「時計館」を読んだんですが、なぜかそれ以外の「館」は読んでいなくて……。
桐乃さんが言及して下さったその「館」は、もし読んでいたら私も桐乃さんと同じく挫折していたと思います……笑
そして、拙作の『呂赫若』、こんなにもご丁寧に読んで下さって、本当にお礼の言葉もありません。
最近、日本でも「マイクロアグレッション」ということが言われるようになりましたが、「私」が言ってしまったあの言葉は、無自覚で悪意がないからこそ、深刻な問題なんだと思います。でも、それを厳しく糾弾するのではなくて、ああいうさりげない形で…というのは、呂赫若が「私」を友人として見ているからという「つもり」で……私も日常生活の中ではなかなかできませんが、せめて作品の人物にはそうしてもらいたくて……^^
うまく書けている、とはとても思えないのですが、それでもあのシーンは必要……と独りよがりにも考えていましたので、桐乃さんにもったいないほど好意的に捉えていただけて、本当に報われた気持ちです。心から感謝致します！（*^^*）
落語家エッセイなんて果たして需要があるんだろうか……と心配していましたので、「面白く読んだ」と仰っていただけて、すっごく嬉しいです！ 続きを書く勇気をいただきました♪♪
それから、私が差し上げたレターに対するご返信として、桐乃さんご自身のご家族のことについて書いて下さって、本当にありがとうございます。
同じ経験をしたことのないものが、わかったようなことを言うのは、一番やってはいけないことだとは知っているのですが、桐乃さんが描かれる「家族」の姿が多くの方の心を撃つのは、それが桐乃さんの血の通った思想であるからなのだと改めて感じて……なんだか胸がいっぱいになってしまいました……
私は、桐乃さんのたおやかな強さと、そっと手を差し伸べて下さるようなやさしさが好きです。
いつも温かな励ましのお言葉をかけていただき、どれだけ大きな力をもらっているかわかりません。
本当にありがとうございます（*^^*）
貴重なお休みの時に、わざわざお時間を割いて、こんなお心の籠もったレターをいただき、感謝の気持ちでいっぱいです‼
本当にありがとうございます（*^^*）
「なめくじ長屋」って字面、インパクト強すぎますよね~！
そう言えば、都築道夫さんに「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズというのがあるんですよね。宮部みゆきさんが絶賛していて知って、何冊か読んだことがありあます。時代物のミステリって江戸の風物詩や人情をメインに描くものが多い印象ですが、この作品は珍しく、がちがち本格の「不可能犯罪物」なんです。（なめくじの具体的な描写がないから読めました……笑）
綾辻行人さんの「館」シリーズは、私も御多分に漏れず、『十角館の殺人』の第10章のトリックに衝撃を受けた一人で、他には鎌倉が舞台の「時計館」を読んだんですが、なぜかそれ以外の「館」は読んでいなくて……。
桐乃さんが言及して下さったその「館」は、もし読んでいたら私も桐乃さんと同じく挫折していたと思います……笑
そして、拙作の『呂赫若』、こんなにもご丁寧に読んで下さって、本当にお礼の言葉もありません。
最近、日本でも「マイクロアグレッション」ということが言われるようになりましたが、「私」が言ってしまったあの言葉は、無自覚で悪意がないからこそ、深刻な問題なんだと思います。でも、それを厳しく糾弾するのではなくて、ああいうさりげない形で…というのは、呂赫若が「私」を友人として見ているからという「つもり」で……私も日常生活の中ではなかなかできませんが、せめて作品の人物にはそうしてもらいたくて……^^
うまく書けている、とはとても思えないのですが、それでもあのシーンは必要……と独りよがりにも考えていましたので、桐乃さんにもったいないほど好意的に捉えていただけて、本当に報われた気持ちです。心から感謝致します！（*^^*）
落語家エッセイなんて果たして需要があるんだろうか……と心配していましたので、「面白く読んだ」と仰っていただけて、すっごく嬉しいです！ 続きを書く勇気をいただきました♪♪
それから、私が差し上げたレターに対するご返信として、桐乃さんご自身のご家族のことについて書いて下さって、本当にありがとうございます。
同じ経験をしたことのないものが、わかったようなことを言うのは、一番やってはいけないことだとは知っているのですが、桐乃さんが描かれる「家族」の姿が多くの方の心を撃つのは、それが桐乃さんの血の通った思想であるからなのだと改めて感じて……なんだか胸がいっぱいになってしまいました……
私は、桐乃さんのたおやかな強さと、そっと手を差し伸べて下さるようなやさしさが好きです。
いつも温かな励ましのお言葉をかけていただき、どれだけ大きな力をもらっているかわかりません。
本当にありがとうございます（*^^*）