イワン・イリイチの死因

[健康・医療]

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25件のファンレター

トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』(望月哲男訳 光文社古典新訳文庫)を使用しました。

死に至るまでの心の動きと、死にゆく人の周辺を描いた名作、『イワン・イリイチの死』。そちら方面ではなく、イワン・イリイチの身体的な病名を考察してみたいと思います。

最終診断は、別の物語にしてあります。

別の解釈は歓迎です。
また、難しいところや疑問点に関するご質問も、お待ちしております。

よろしくお願いいたします。




ファンレター

自分の死の瞬間を考えました(笑)!

「心停止」「呼吸停止」「瞳孔散大」、義父の時に先生が目の前で確認していた姿が、今でもありありと浮かびます。時刻は確か、腕時計で見ていたような……?
看取りの場面のモニターについては、急性期病院と緩和ケアの病院とを分ける問題と通じていますね。私も末期の状態になったら、人間らしく、苦痛の少ない方法を選びたいです。うちの義父の場合、「一日も長く生きる」ことを本人が希望しましたが、コロナ禍で面会が限られており、変わりゆく本人の意思をどこまで聞き取れていたかは疑問です。結果、モニターや延命装置を付けまくった最後となってしまいました。何がその人のためになるか、難しい判断ですね。
読み応えのある医療系(?)エッセイ。いよいよ最終診断、楽しみにしています!

返信(1)

あおぞらつばめさん、今回も読んでいただき有り難うございます。
また感想を書けないくらいの内容だったら……と懸念しましたが、良かったです。

ご本人の想いというのも、確認が難しい上に、移ろいます。
だから「もう殺してくれ」というような発言を本人がされても、鵜吞みにしてはいけませんよね。

「イワン・イリイチの死」を使って、結局は現代の現場についてお話している感じに、確かになっています。
そこではやっぱり、自分の時は……とも思いますよね。僕もそうです。

引き続き、よろしくお願いいたします。