趣味で小説を書いております。
自分だけで読んでいても張り合いがないので初めて投稿してみました。
プロは目指しておりませんので、お手柔らかにお願いします。
五編程度からなる長編を考えております。本作品はその第一編となります。
※物語の進行上、暴力や性の描写があります。極力表現を抑えておりますが、ご不快に思われる恐れがありますのでご注意願います。

・ペンネームを変更しました。
・主人公ディーンが、家族と血の繋がりがないことを既に知っているという設定に変更しました。
※６話、４３話、６３話、６４話の一部を書き換えました。
・人物名を一部変更しました。
※４話、８話を更新しました。
・第二編投稿に伴い序章の地図を差し替えました。
・題名に「EPISODE１」を追記しました。合わせて表紙を差し替えました。
・第六話を若干修正しました。
・４９話が一文字しかなく、投稿ミスでしたので、以降の話を繰り上げました。失礼しました。

【物語の紹介】
　三つの宗教が人々の信仰を集め、三つの大きな国家、ピネリー王国、アジェンスト帝国、ミロノ王国が覇権争いを繰り広げる世界。
　かつて邪悪な剣を振るい人々を恐怖に陥れた悪霊の騎士が復活する。
　悪霊の騎士に唯一対抗出来ると伝えられる剣術、見偽夢想流を身に付け騎士を目指す少年、ディーン・ロードがテネア騎兵団に入り成長する物語。
　さらに二人の少年、王になるという野望を持つアジェンスト帝国の若き貴族将校テプロ・アランスト、体格に優れる孤高の山岳民族エムバ族にあって体格コンプレックスを抱えながらも、民を守るため強くなりたいと願う王子アルジが物語に加わっていく。

【登場人物】
◯ディーン・ロード　
　騎士を目指す１６歳の少年。家族５人と山奥で暮らしており、自分だけが血の繋がりの無い家族であることを１０歳のときに知らされる。育ての父トラルより見偽夢想流剣術《けんぎむそうりゅう》の指導を受ける。空から眺めたかのように地形を俯瞰出来る能力を持つ。

◯テプロ・アランスト
　白の貴公子との異名を持つアジェンスト帝国の１９歳の若き将校。気品に溢れ華麗な容姿を持ち社交界では注目を一心に集める。サンド流剣術の達人で王になるという野望を持つ。

◯アルジ
　山岳民族エムバ族の王子で１６歳の少年。勇気があり優しい性格だが、体格に優れるエムバ族にあって、背が低いことにコンプレックスを持っている。世界を知るため山賊ヨーヤムサンと行動を共にする。一味の女山賊エリン・ドールに魅了されている。

◯悪霊の騎士
　人々を恐怖に陥れる謎の騎士。人間の負の感情につけ入り、地獄に引きずり込む邪悪な剣術、ジュドー流剣術を使う。見る者によって、妖艶な美女や美男子に容姿が変わる。テネア国王フーマンを手に掛ける。

◯ヨーヤムサン
　多くの手下を従え、アジェンスト帝国領で暴れまわる大山賊。巨軀と額の切創が特徴。冷静かつ大胆不敵で、帝国軍を目の敵にしている。

◯トラル・ロード
　元テネア国騎兵団の騎士で見偽夢想流《けんぎむそうりゅう》の達人。マチスタで木こりをしながら家族と暮らす。血縁関係のないディーンを、実の息子のように育てている。

◯ライラ・ロード
　トラルの妻でディーンの母。良妻賢母な女性で、血縁関係のないディーンを、我が子同様に愛情深く育てている。

◯ミラ・ロード
　ディーンの２２歳の姉。慈悲深く美しい女性。血の繋がらない弟ディーンへの想いに揺れる。

◯ノエル・ロード
　ディーンの２０歳の兄で血の繋がりはない。豪快な性格で兄弟仲が良い。

◯ジュン・ロード
　ディーンの１４歳の妹で血の繋がりはない。甘えん坊でディーンのことが大好き。

◯エリン・ドール　
　ヨーヤムサン一味の四傑の一人。青い瞳を持つ人形のような容姿の２１歳の美女。刃でも絶対に斬れない鞭スナイフルの使い手。

◯オバスティ
　ヨーヤムサン一味の四傑筆頭。美女と見間違われる程の華麗な容姿を持つ２３歳の男。口が悪く悪舌のオバスティと呼ばれる。自己流だが恐ろしく強い剣術を使う。

◯ナルシア夫人
　アジェンスト帝国軍最高司令官サマンドの第三夫人。妖艶な美女で２９歳。反抗期だった頃のテプロに男女関係の手解きを行って以降、愛人として密会を重ねている。

◯マキナル
　元騎士だった男で、妻子をアジェンスト帝国軍に殺されて以降、人攫いに身を落としている。ディーンとの命を掛けた決闘に執念を燃やす。

◯レンド
　エムバ族の王でアルジの実父。人望が厚く、勇猛果敢。王としての責任感と柔軟な考えを持つ。

◯マルホード
　アジェンスト帝国第７騎兵団長官。過去三度のローラル平原への遠征経験を持つ歴戦の将。テネア攻略に燃える。

◯サルフルム　
　テネア騎兵団副団長。不死身のサルフルムと呼ばれる老兵。

◯オーベル　
　疑心の騎士。悪霊の騎士の側近の一人。人々を疑心暗鬼に追い込む。

◯ナイトバード　
　傲慢の騎士。アジェンスト帝国第六騎兵団団長。熊のような体格と眼帯と切創が顔の中心で交差した奇怪な容姿を持つ。バルジの町を蹂躙する。

◯バラル
　オーベルに付き従い、ヨーヤムサン一味を狙う。

◯タブロ・アーグン
　聖地アルフレムの孤児院出身の１６歳の少年。幼馴染のジミーと共に自由気ままな旅を続ける。大柄な体格の持ち主でマウト流武術を使う。

◯ジミー・コンデニエンス
　ダブロと同じく、聖地アルフレムの孤児院出身で１６歳の少年。タブロとは対照的に小柄な体格。マウト流武術の弓術が得意。

◯マルザ
　聖地アルフレムにある教会の修道女。孤児達に愛情を注ぐ。タブロ、ジミーの育ての親で故人

◯アンディエス・オクト　
　エメラルドの元近衛兵で武聖と称されるマウト流武術の達人。タブロ、ジミーの武術の師匠。