電波うさぎ洋菓子店

[現代ドラマ・社会派]

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6件のファンレター

羽河市因幡工業団地に転勤してきた俺は、ちょっと変わった洋菓子店を見つけた。
店主はスピリチュアル系だが、生き様は骨太。そしてスイーツもなかなかのものだった。俺は常連になり、定期的に季節限定の洋菓子を購入しては、店主の活動報告をチェックした。

そして俺と妻の奈々は、見てきたお笑いもノリも違ったが、それなりに上手くやっていたつもりだった……。

目次

完結 全1話

2022年05月29日 15:47 更新

登場人物

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ファンレター

深いですねー

佐久田さん、こんにちは。 本日はこちらを拝読しました。スピリチュアル系として登場した人物が、意外としっかりした考えも持っている。2000字と短いので、極端なキャラクターを作る方が楽かと思いますがそこを敢えて崩し、主人公の夫婦問題にもしっかりした話を入れていく。しかもそれを、笑いのセンスの違いに注目して。なので、ドロドロした感じがしない。 短編でいろいろなところに注目できる良作だと思いました。 有り難うございました。

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洋菓子店だけど、ほろ苦いコメディー

洋菓子店だけど甘くない、ほろ苦い味のコメディーで、とても面白かったです! ああいう店主、普通は「危ない人だ!」と思って寄り付かないものだと思いますが、そこをあえて常連になる「俺」――そこに作者である佐久田さんの、人間に対するやさしい視線を感じました。●●した奥さんに対する「俺」の態度もすごく紳士的なのに、その結果が「●●が合わない」と言われちゃうなんてひどすぎ!>< 私の脳内では、「俺」は勝手に「逃げ恥」の星野源さんのイメージに変換されていました^^ 最後の一行、なんとも複雑な ... 続きを見る

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このお話好きです

はじめまして。以前から拝読しておりますが、はじめてお便りさせていただきます。このお話とても好きです。なにやらきな臭く、香ばしく、甘く、そしてちょっとしょっぱい。店主の活動報告の天啓に「おっと」と思わずニヤニヤしてしまいました。ですが店主は思想と行動が終始一貫しているので説得力がありますし、なんといっても、良いひと。近くにこんなお店があったらわたしも通ってしまいそうです。すてきなお話を読ませていただきました。これからも楽しみにしております。

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出た、必殺お家芸!!!

 最後の一言のキレが、極めてますね。この名刀で刺したような鋭い突っ込みは、もはやお家芸!  避けてしまいがちな、跳んでるスピリチュアル系の方々。佐久田さんは表面だけでは無く、その本質を見抜く鋭い観察眼と温かいまなざしをお持ちだなあと思います。私はザボンのキャンディーが食べたい~~。

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設定がコメディ

洋菓子店の店長の「あちら側」っぷりがおかしい(笑)! よくこんな設定を思いつきますね。 この店のお菓子はとてもおいしいだろうと思います。苦しんだ主人公が、その甘さに癒されますように……。 佐久田さんの短編は、本当にどれもハイレベル。今回も楽しませて頂きました!

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宇宙意識…

とても面白く拝読しました! 読み進めて、タイトルの「電波」の意味が分かり、クスッとします。 洋菓子店主のキャラクターが際立っていますね!! 彼のスピリチュアルな信仰が口先だけのものではなく、行動がともなっているので好感がもてました^^ 宇宙意識美術館(軽井沢旅行で行ける私設美術館です)の館長を思い出しました。そのヒッピーな館長によれば、宇宙と一体化する方法は二つあり、一つは山中にこもって禅などの苦行をすること(宗教的啓示体験)、もう一つはLSDなどを用いることだそうです。笑っちゃいますよね。 ... 続きを見る

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小説情報

電波うさぎ洋菓子店

佐久田 和季  202004

執筆状況
完結
エピソード
1話
種類
一般小説
ジャンル
現代ドラマ・社会派
タグ
【2000字笑】, スイーツ, スピリチュアル, お笑いの好みの違い, 活動報告, 天啓
総文字数
2,004文字
公開日
2021年05月16日 16:39
最終更新日
2022年05月29日 15:47
ファンレター数
6