第2ボタンより欲しいもの。 ~終わらない初恋~

[恋愛・ラブコメ]

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21歳の麻木(あさぎ)真樹(まき)は、まだデビューして2年目の駆け出しライトノベル作家。本屋さんで働きながら、一人暮らしをしているマンションの部屋でパソコンで執筆する毎日。
そんな彼女には、ずっと彼氏がいない。でも、モテないわけではなく、彼女自身がすべて断っているのだ。
その理由は、「初恋の相手が忘れられないから」。彼女は中学時代、卒業まで丸二年、ずっと一人の同級生に片想いを続けていたのである。
それでも告白すらできず、卒業とともに音信不通となった彼への想いは、5年経った今もなお真樹の中で〝終わらない初恋〟として燻っていた。
そんな4月のある日、真樹のもとに中学校の同窓会の案内状が届く。それと同時に、真樹の片想いの相手だった岡原(おかはら)将吾(しょうご)から電話がかかってくる。
「俺も出るから、お前も絶対に同窓会に出ろよ。お前に伝えたいことがあるから」と。
彼が自分に伝えたいことって――? 真樹はバイト先の店長に有給休暇をもらい、同窓会に出席することに……。

登場人物

麻木 真樹(あさぎ まき)

1年ほど前にライトノベル大賞で佳作入選を果たし、作家デビューした。

デビューして2年目の駆け出しライトノベル作家。21歳。高卒で書店員兼業。

中学卒業まで丸2年間片想い(?)していた同級生の岡原将吾(おかはらしょうご)のことをまだ引きずっており、彼女の初恋はまだ継続中。そのため、それ以来彼氏がいない。

また、そのことが原因で恋愛がメインの小説が書けなくなっている。

岡原 将吾(おかはら しょうご)

自動車修理工場勤務。21歳。定時制高校を卒業。勤務先には中卒で入った。

真樹とは中1の時同じクラスで、その時から何かと彼女にちょっかいを出していた(実は真樹のことが気になっていた?)。

中3のバレンタインデーに真樹からチョコをもらい、ホワイトデーでもあった卒業式の日に、その〝お返し〟として彼女に第2ボタンをあげた。

サッカー部のエースで、卒業後はサッカーの強豪校への推薦入学の話もあったが、家庭の事情によりそれを辞退。定時制高校へ進んだ。

倉田 美雪(くらた みゆき)

真樹の幼なじみで親友。フリーター。21歳。私立の女子高校卒。

真樹とは母親同士も幼なじみで、小学校入学時からの親友。中学卒業後も真樹と連絡を取り合ったり、一緒に遊びに行ったりする仲で、今でも彼女のよき相談相手。

真樹の岡原への恋心も、彼らの親しげな様子もずっと見てきていたので、中学の頃には二人がすでに付き合っていたと思っていた。

高校卒業後は大学へ進学せず、フリーターとしてアルバイトを3ヵ所ほど掛け持ちしている。

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小説情報

第2ボタンより欲しいもの。 ~終わらない初恋~

日暮ミミ♪  Higurashi33

執筆状況
連載中
エピソード
7話
種類
一般小説
ジャンル
恋愛・ラブコメ
タグ
純愛, 同窓会, 再会, 中学時代, 同級生, 優等生と問題児, 初恋の続き, じれじれ
総文字数
28,266文字
公開日
2022年01月17日 13:42
最終更新日
2022年01月17日 15:49
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