1560年ジュネーヴ聖書の秘密
広瀬川の河畔にある森の都教会の礼拝堂には地下室がある。教会が建てられる前には米蔵があり、米蔵自体が堅牢にできていたため、地下室を土台にして教会堂が建てられたために地下室が残っている。地下室には何もないはずだが、50年前の記録に木製の「からくり箱」があると記されている。おそらく貴重な物は入っているはずがないが、秘密箱で開け方がからくりの仕掛けなので、50年前に開けることができずに、そのままになっているという。そこで、洗礼を受けたばかりの若い教会員の僕と夏季伝道で学生の夏休みの間に教会での説教をしている東京神学大学大学院生・佐藤ヒロシさんが地下室の探査を兼ねた清掃をすることになった。秘密のからくり箱を開けるとそこに、風呂敷に包まれた「1560年ジュネーブ聖書」と3通の古文書が入っていた。1560年代は日本では織田信長が武田信玄と「桶狭間の戦い」で激戦を交えていたころだ。1560年ジュネーブ聖書が発行からわずか数年後に日本に渡来していた。それはなぜか?
ミステリーとなぞは、聖書と風呂敷の中に包まれた3通の古文書に隠されている。
目次
完結 全14話
2018年10月14日 09:43 更新
- 1・教会の地下室2018年10月14日
- 2・からくり箱2018年10月11日
- 3・ジュネーブ聖書の発見2018年10月11日
- 4・3通の古文書2018年10月11日
- 5・永禄8年(1566)10月、ガスパル・ヴィレ2018年10月11日
- 6・ルイス・フロイス2018年10月11日
- 7・大坂冬の陣2018年10月11日
- 8・ジュネーブ聖書の発見を喜ぶ2018年10月11日
- 9・織田信長とルイス・フロイス2018年10月11日
- 10・ジュネーブ聖書渡来の経緯2018年10月11日
- 11・鈴木作左衛門がジュネーブ聖書を購入2018年10月12日
- 12・法華経の誤訳の発見2018年10月11日
- 13・国家安康の秘密2018年10月11日
- 14・パイプオルガン2018年10月11日
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小説情報
1560年ジュネーヴ聖書の秘密
- 執筆状況
- 完結
- エピソード
- 14話
- 種類
- 一般小説
- ジャンル
- ファンタジー
- タグ
- 聖書ラノベ新人賞2, 聖書, 教会, キリスト教, ミステリー, 歴史, 秘密, ナゾ, SF
- 総文字数
- 15,750文字
- 公開日
- 2018年10月11日 17:03
- 最終更新日
- 2018年10月14日 09:43
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