第37話 証拠を確保
文字数 1,258文字
鷹に変身した茜は、シノ・フラウ教育部長の肩にとまった。
シノ・フラウは、監視センターのドアを網膜認証で開けた。部長以上の幹部は、監視センターへの立ち入りを許されている。監視センター長がシノ・フラウに歩み寄ってきた。
フラウは、その監視員の背後に近づく。
監視センター長がフラウの背後からモニター画面をのぞきこんだ。
センター長がひるむすきに、フラウが映像をコピーする。
センター長以下、監視員たちは、その後ろ姿を茫然として見守るばかりだった。