2019/03/11 16:12

文字数 600文字

最近、「問題意識」が希薄になって、なにかものごとがあるときに、なるようにしかならないよな、って風な諦念にも似た心境になっています。困ったことです。いろいろなものごとを受け入れることができるようになった、といえば聞こえはいいのですが、加齢に伴う諦念だと思うと、若干のやりきれなさがあります。とはいえ、僕のまわりの人々はみんな、年齢に囚われず、パワフルです。僕の精神が弱っているだけのような気が……と、悩んじゃダメですね。問題意識が希薄になると、小説を書くときに大変です。なにもアイディアが浮かばない。アイディアのとっかかりとして「なんだそりゃ?」っていうフックであったり、問題をそこに見てしまうから書く、ってのが今までベースとしてあったのに、タオじゃないですけど、自然体でなんでも受け入れちゃダメですよねぇ。パワフルなひとたちを見ているとこっちもパワフルになるので、そういう意味では、まだやっていけるかなー、とは思っていますけどね。だいたい僕はなんで小説を書くようになったのか。書きたいから書いている、というシンプルな理由があるけれど、もう一度そこに立ち戻る必要も、あるかもしれません。今日は震災から八年目です。被災地の一部である場所に住んでいる僕は、あのときの一連のことは、鮮明に思い出せます。まあ、今日はそのことを考える日でもありますので、ここで筆を置きましょう。
2019/03/11 16:12
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