『ラブレターを書こう (小学生のための文章レッスン)』

文字数 879文字

『ラブレターを書こう (小学生のための文章レッスン)』

 /灰島 かり (著), 藤原 ヒロコ (イラスト)

なんとこれ、小学生向けのラブレターの書き方レクチャー本です。


えっ!?小学生がラブレター? 早くない? 最近の子はこれだから! なんて声が聞こえてきそうですが、「思い」を伝えたい気持ちに大人も子供も関係ないですよねー。


タイトルにはラブレターとわかりやすく書かれていますけど、感謝する気持ちや好きっていう気持ちを相手に届ける手紙ならなんでもラブレターということで、この本はその方法をわかりやすく解説してくれています。

告白の書き方だけじゃなく、あこがれの人への手紙やお母さんへの感謝の手紙の書き方を丁寧に教えてくれます。挿絵も可愛いし、小学生目線に沿ったお手紙コーチのカリントさん、アシスタント猫のチャシローも親しみやすくていいかんじです。


もう小学生のピュアな気持ちも忘れかけて、こすっからい世間にまみれている身としては、子供向けなんだしテンプレ文がならんでるだけなんじゃないのー? なんて、ちょっと最初邪推していたんですけれど、まったくそんなことはありませんでした。

ただの手紙の書き方というだけでなく、読んだ相手がどう思うかをよく考えることや、相手に思いを伝えるためにまず自分の思いを整理しよう、なんていうこと、そして、返事をしやすくするためにはどうしたらよいかなど、コミュニケーション全般に当てはまりそうな大事な事柄が分かりやすく丁寧に説明されています。


私も(ラブレターにかぎらずw)お手紙や文章を書くことが多いので、大事なことと心に刻んだ今日このごろですw


これ小学校のころに読んでたらきっと手紙書くのうまくなったろうなーw


※つい名前のインパクトで先にこれを手にとってしまいましたが、この本は「小学生のための文章レッスン」シリーズの2巻目です。1巻目は『なんかヘンだを手紙で伝える』、3巻目は『みんなに知らせる』とのこと、どれも大事そうな気配。小学生に戻ったつもりで1と3のほうも読んでみようとおもいますw

Original Post:2015/09/12


ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

神楽坂らせん

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色