第17話 アッサムからのタレコミ

文字数 892文字

朝、アッサムからミリンの通信機器にアクセスがある。
アッサムさん、おはようございます。
おはよう、ミリンたん♪

昨日はデイジーたむとお話しできたんだ!


ミリンたんが根回ししてくれたお陰だよ。感謝たてまつり候。ソウロウっていっても僕は早漏じゃないからね! 素人童貞だけど。内緒ダヨ。

あ、はぁ……
デイジーたむ、いまだにふじロックを引きずっているからさ、

「ネットのサジェスト汚染は僕がクリーンにしますぞ! おまかせあ~れ~」

って宣言しちゃった。すっごく喜んでいた。


デイジーたむは氷属性だから寒い環境は全然平気なんだって。

「だったらここで働けば?」

って就職を斡旋したの。

そしたらまたユーカリおばさんがやって来て、勝手なことするなだの、公私混同だの、あーだのこーだのギャーギャー文句ばっかり言うからさ、
「反対ばっかりしないで代案を出せー!」

国会議員みたいなこと言っちゃった。

フフッ

(ユーカリさん、相変わらずみたい)

そのあと考えたんだけどさ、

「デイジーたむ、いっそのこと僕のところに永久就職してみない?」

って今度言ってみようかな。どうかな? ミリンたんどう思う?


え? 永久就職の意味がわからない?

すみません、ちょっと……

(なんとなくニュアンスは伝わるけど、わからない振りが得策だな)

えっと、なんだっけ、あ、そうそう。


センター長指示出したっぽい。

なんの指示かまでは不明。でも多分そっち方面狙われている。

情報ありがとうございます。
最近、特待生不作らしいよ。


税金と手間暇かけたエリート候補生が、現場ですぐポシャるらしくて、学歴じゃないってやっと気がついたみたいよ。

この世界は五感を越えた感覚と、そして打たれ強さと体力がモノを言う世界だもんね。

運営側も看板となるスター選手が欲しいみたいでさ、あちこちで募集かけているけど、そうそう簡単には見つからないよね。


運営はさ、おたくの女子メンバー達をもっと評価して優遇すべきだったよね。

今となってはもう遅いけど。

はい、自慢のメンバー達です。

俺達男子の仕事は、総力挙げて女子達のバックアップとサポートをすることですから。

今回、対策間に合いそう?
はい。なんとか間に合わせます。
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