第4話 基礎的な、入門書の本棚

文字数 568文字

僕の持ってる聖書は、新共同訳だよーーーー。この前の版のは昔付き合っていた女の子から高校二年生のときにもらって、枕元にずっと置いていたんだよ。上京しても、帰郷してからも、あった。で、今は、新しい版が出たので、それはちゃんと購入したんだ。もらった奴は小さいサイズの奴だったけど、持ち運びする機会はもうないんじゃないかな、と思って大きいサイズのを買ったんだ。
太宰治はいつもバッグに聖書と国語辞書を入れて持ち歩いていた、というのが大きいのです。なんだかんだで太宰好きなるるせなのです。
びっくりしたのは、今はバビロン捕囚って言わないのね。
ディアスポラの話をしたいところですが、今、ディアスポラっていうとグレッグ・イーガンのSF小説のタイトルになってしまうのです。もちろんイーガンはかなり買って読んだのですが。
そしてこの無神論者みたいな棚ですよ!!
絶望的だよね……。
るるせは疎いのでこういうので勉強するしかなかったのです。
日本人、仏教徒もみんな、現在も宗派でいがみ合っているのが、ここの本には書いてないけど、読んでから見渡すとよくわかる。
ちなみに、横になってる右上の二冊は福永武彦が書いた現代語訳の古事記と日本書紀ですが、福永武彦はキリスト教徒なのです。
今日は基礎的なことが書いてある本の紹介でした。
しかしこれ、ぶっ殺され兼ねない本棚なのです……。
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