(二)-14
文字数 344文字
しかし、俺やシッコは技術者の家だし、ジョバンニは建設労働者の家なので、宇宙船なんて持っていない。だから借りなければならない。
宇宙船のレンタル屋は多いが、どのお店で借りるのが良いのだろうか。そういう話は俺もシッコも全く知らなかった。
そこで、いつも俺らが陣取っている教室のすぐ後ろにいるツポレフたちに聞いてみた。
「それならコロリョフ商会に行け」
ツポレフはそう教えてくれた。ツポレフたちは結構冷たいヤツで、他人に親切にするような人間じゃない。それなのにすんなり教えてくれた。ちょっと不審に思ったけど、ツポレフの新しい面を見ることができたのかもしれない。
ともあれ、俺とシッコは放課後にそのコロリョフ商会というところに行ってみることにした。ちなみに、ジョバンニは今日学校を休んだ。
(続く)
宇宙船のレンタル屋は多いが、どのお店で借りるのが良いのだろうか。そういう話は俺もシッコも全く知らなかった。
そこで、いつも俺らが陣取っている教室のすぐ後ろにいるツポレフたちに聞いてみた。
「それならコロリョフ商会に行け」
ツポレフはそう教えてくれた。ツポレフたちは結構冷たいヤツで、他人に親切にするような人間じゃない。それなのにすんなり教えてくれた。ちょっと不審に思ったけど、ツポレフの新しい面を見ることができたのかもしれない。
ともあれ、俺とシッコは放課後にそのコロリョフ商会というところに行ってみることにした。ちなみに、ジョバンニは今日学校を休んだ。
(続く)