題詞
文字数 164文字
魂をよこぎる一つ一つの音のうごきが意味を囁き、彼の心は、ハーモニーの一つ一つのうつり変りのたびごとに、言いつくせぬ戦きを誘発されずにいられない。彼は一足ごとに立ちどまり、一つ一つの音が、ふしぎなまなざしで、彼をみつめるのを知って、思わず、顔を赤らめる……
――吉田秀和 『主題と変奏』より
――吉田秀和 『主題と変奏』より
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