第49話 新神

文字数 2,647文字


お?
ああ、夢つーか、神(らしきなにか)の世界か、、
でも珍しく風景具象化?、道有るし、、歩いてこいってんだろーなー

うえっ!数歩で?
振り返ると、彼方に自分が先程いたような場所が見える
何つー手抜き感、、、



何か図太い音の連続がずっと、、
歩く?こと数歩、
滝!
・・・つぼの部分で、、
何やってんの?小田っ!!!

俺が居る崖の上から、下の砂地の部分目指して飛び降りっつ!!どーせ夢だ!!

ざん!どしゃ、ごろごろぼろ、ずしゃ、、、、、

痛いざんすぅー、、、夢なのに?

『何やってんのだおぬしは、、』

おお美魔神様!!

納得行かないがでも言い返す言葉が浮かばない?お顔♪

何やってんスカ?小田は。 
『おう、修行だ。』
人間の世界のそれみたいっすねー
『まぁなぁ、あーいう状態で経など一種意味不明なものを唱えさせ、強制集中でトランスに持ち込む。この”場”は、そこに強制的に精神の浄化と進化を促させる』

俺は神を見ながら
精神のじょうかぁ?浄化、、、浄化ねぇ、、
『・・・・・・・・・阿呆、お前らレベルに合わせているだけだ、普段は
最初にお会いした時は、、、
アトランティスの時は、、、
『あー、わかったわかった、うざいやつだなー、、、厳密に言うと魂の汚れを落とす、ということと、精神進化だ』
OK俺でも納得w
不満そうな神様w

結構進んでんですか?
『おう!流石私が見込んだだけある!』
・・・・・そうしておいてあげよう、、、
いつ頃神様圏内に?
『ん?もうはいっているぞ?そのくらいなら』
ほうほう、、え”?!!!
『聖女とかめんどいこと省いた。お前らも下界でのめんどいのやだろ?』
はぁ、、まぁそうっすけど、、ぜってーイヤっすけど、、、

『素質ガチだったんで、いっきにいっちまえ!と思ってなー、二度手間三度手間いやだしなー』
本音ごち♪
で、いんすか?そーゆーの?
『あー、あっはっはっはっは!問題ない!なにせおまえらんとこだからなwwwwwww』
・・・?・・・・・・・・・?・・・・・・・・・??
『まず、ミケらが居るだろう?』
はぁ、、
『ということだ』
あれ?
まず、の後になんか続くよね普通?
『次回に続く』
・・・・・・・・・・

『まぁ、なんだ、いちゃもん付ける神がいたら、ミケ達が消滅させてくれるから心配するな』
・・・・・・・・

どこから俺達は道を間違えたのだろう?



一番最初からだよ、、、、このお方にこっちに飛ばされたことが発端だよ、、、、

『ん?違うぞ?言いがかりになるぞ、それは。言ったろう?飛ばす先はランダムだって。本当のことだ。あの時はランダムを使った。へたすりゃすんげー科学技術の世界で、石器時代の生態見本にされたかもしれんぞ?
しかも、
ミケ達に会うまでは、それなりに普通だったろ?』

はぁ、、まぁ、、そーっすね、、ごみんなさい、、、
『まぁよい。見てけ。そろそろだ』

あ、、滝が停止?時間が止まったように、、
小田がフラフラっと岩から前に、、落ちる!と思ったが、そのまま水の上を歩いて、、まぁ夢だからかね?
こっちに来たけど、目が?

パン!!
神が小田の顔の前で手を叩いた

はっ!!とした小田。
そのままふらーっと神の腕の中に倒れ込む。
次の瞬間俺らは邸の中。
側にいるメイド?2人に小田をあずけた神。
『風呂で温めて、休ませる。おまえはこっちだ』

ほう、邸の中は普通に歩くのか。
食堂?

おお!食事の用意がされている!!
あ、れ?
どっかでみたことあるよーなー
『そうだ。お前んとこに作られた祠への供え物を参考にしている。
なので、うちの食事のレパートリーは格段に増えたのだ。
凄いだろう?小田。』
すっげー!!小田ちゃん、何気に、気付かずにそういうことする子だよなー、そう言えば、、
『そうなんだよ、あの天然の、そういうとこが神資質にものごっつ合うんだな。ありゃ、そこらの神でも持っていないぞ?』

ほうほう、
俺ががっつきながらもまともに会話できるのは夢だからだろう
ちなみに神もがっつきながらの会話である
いくらがっついてもおかわりがどんどん出てくるw

『じっさいなー、まんじゅうとか、白米だけとか、生魚とか、干物そのものだけとか、、、供えてくれるのは嬉しいが、その気持は嬉しいが、、、いざ食うのになぁ、、
だから、山田のあれらは無いだろう?』
そーですな。アレは無いわ。でも山田自身は喜んで飲んでるのが不可解w

「神山くん!」
「おー、もうだいじょうぶなのか?」
『数時間休んだからな』
「え?もうそんな経って、、?」
「ううん、ここでは時間の流れがそれぞれ、その時によっても違うの」
????
『神山、おまえと私が食って話していたのは1時間にも満たない。が、小田が休んだのは5−6時間だ。
小田がもっと鍛錬すれば、30分にも満たずに同様の回復ができる、ということ。
時間の使い方は自分の都合で決めることができる。
おまえ、ここにはいってすぐ、歩いたろう?
一瞬で移動したろう?
移動量も時間も似たようなもんだ。歩けば疲れるし、寝れば回復する。』
ダゲーかよ、、、

『あははは、、奴は近づいたよなー、まじ。、、、ただまだ”ひと”なので、あそこ止まりだろう』
でもなんかぜんぜん歳とらないって話しっすけど、、
『やつの中の消耗時間が遅いだけだろ。個人差だ』
・・・・・・すっげー個人差、、、

あれ?んじゃ、神田もいずれそんな感じになっちゃうんですかね?
『んー、、日常的に時空移転しなけりゃ、あそこまで酷くはならんだろう、とは思うが、、、』
んーーー、、、

神様、神様って、いつの時代の人だったんすか?



『・・・・お前は、、、、まぁ、、仕方がないなぁ、、、
私はまぁ、、たぶん、お前らとにたような時代だったんじゃないかな?、だからおまえらの阿呆さがハマったんだと思うが、、』
納得するところでしょうか?
うんうん頷いている小田を見ると、そーなのかな?とか思いそうになるが、、

『気付いたら、今のようになっていて、自分が何をなすべきか、を知っていて、行っていた。』
時間の件があるだけに、納得いってしまった。

あれ?じゃー小田ちゃんは?
『小田の気持ち次第で、いつでも神に♪』
「いまはまだこのままでいたいです、、」
「神山くん?誰にも言っちゃだめだからね?!」
「お、おう、、わかった、、、いわないから、、」新神の凄み?

え?でも今日のこれ、沖田とか神田とかも見てないんですか?
『おまえらだけ。だいじょうぶだ』
ほっとする小田。そんなに人外になりたくないのかー、、、

『人外・・・・』シクシクシクシク
いや、ちがう、、ごめんなさい、なんか、、ほら、、神は人間の上位互換だから!!
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