クリスマス・オラトリオ

一時、ヘロデの手を逃れるためにエジプトに逃げたが、ヘロデが死んでしまったので、戻る途中でベツレヘムで、この世に受肉した。

他の「福音書」は「偽典」とされたのだ。

だが、この事は２０００年の間封印されてきて、私もあなたに真実を語る事は御父（おんちち）に許されていない。

だが、一つ言えることは、人には出来ない事でも、神には出来ない事は何もない、という事だ。

はっきり言っておく。父なる神は「石ころ」からでもアブラハムを作れる。

わたしも、父なる神のみこころであれば、無から作り出す事も出来るが、再三いっているように、私はアブラハムが生まれる前から、父のもとに居たのだ。

ルターが宗教改革を行った時、キリスト教会はどうなっていたか知っているな？

ファリサイ派とサドカイ派、律法学者たちは、ことごとく堕落していた。

見せかけの祈りや、施し、本当に酷い時代だった。

「健康な人に医者はいらない。いるのは病人である。わたしが来たのは義人を招くためではなく、罪びとを招いて悔い改めさせるためである」

という言葉の通りだ。

私は世の始まりから、世の終わりまで、あなたがたと共にいるのだ。

私の名によって２人もしくは３人が集まるところには、その中に私も居るのである。

「始まり」であり「終わり」である。

つまり、２０００年前に受肉した事は時間軸の中では、たいして重要な事柄ではないのだ。

いつでも、あなたがたと共にいるのであれば、２０００年前が云々とか、受肉が云々とか、たいして重要な事では無いと思わないか？

御父（おんちち）とわたしと聖霊は、一つである。

三位一体から何も欠ける事無く、何も付け加える事は無い。