2006年9月11日

文字数 477文字

2006年9月11日
 今朝、恐怖を覚えるほど激しい雷雨だったが、午後1時すぎ、それを忘れさせる事件が起きる。新手の振り込め詐欺の電話がかかってくる。

 荻窪税務署を名乗る30歳代くらいの男が、「所得税の還付」があるので、本当は「受付は8月18日に終わっている」けれども、今手続きをすれば大丈夫だから、「携帯電話かキャッシュカード」を手元に用意して欲しいと言う。

 わかる人なら、この中に間違いが結構あることに気がつくだろう。おかしいと反論すると、郵便で書類を送ってもいいと答える。

 そこで、「確認したいことがあるので、電話番号を教えてくれないか」と尋ねると、突然電話が切れてしまう。

 その後で、荻窪税務署に電話をしてこういうことがあったと言うと、総務の担当者が、今日、他でも税務署を騙った振り込め詐欺があったと教えられる。どういう手口だったかを覚えている限りで話すと、名乗った氏名まで同じだと言う。すでに被害にあった人もいる。

 手口が巧妙になっている。

 「他人と分かちあうことをしぶる魂は、概して、それ自体、多くを持っていないのだ」(『情熱的な精神状態』)。
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