第8話 交渉前夜~交渉メンバー選定~
文字数 750文字
明日の交渉メンバーは、まず最優先でリコリス、ナンテン教授。
それから俺とコウジ。
アタシも行くよ。
アタシがタイマンにこだわったから、こんなことになったんだ。責任がある。
アールグレイとミリンはここに残ってもらって、いつものように衛星から通信で指示してもらう。
あとは現場で全体を俯瞰して、いざというとき力技で場を転換させることができるサンショウ、来てもらえる?
ああ、もちろん。飛行許可(ステルス・ドローン)と神風(カミカゼ)ね。
(俺リーダーなのにひょっとして留守番かよってドキドキした……)
(思い切ったように)
あの! 私にもできることありますか?
じゃあビオラちゃんは、いざとなったら遠隔操作で『充電(ブースター)』『漏電(アンチ・ブースター)』ができるように、今日中に設定しておいて。
アールグレイとミリンが作った手順書があるから。
みんながタイムスケジュールを策定。
敵の反応パターンを幾通りも予測しながら喧々諤々話し合っているその隅で、ビオラは遠隔操作手順書の動画をメモをとりながら視聴。
かたわらでそれを覗き込むルクリア。
ゴマはミルクたっぷり温かいカフェオレをみんなに運んでくる。
わ、ゴマさん、ありがとうございます。
ごめんなさい、お手伝いできなくて。
手伝って欲しいときは言うから、気にしないで。
きび砂糖のキューブ入れる?
気持ちだけ焦って空回りするコウジ、前回の失態を反省するメンバー達にカフェオレを運ぶゴマ。
美味しい……
(ゴマさんはいつもさり気なくみんなのことを充電してくれる)
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