第105話  白竹美優視点  二人きり  2

文字数 2,456文字

こんな感じに仕上がったのでし。

すげぇ……主人公がめちゃ可愛くなってる。


そうなんですよ!

主人公は未来人なんで、サイバーチックなところもあるけど、現代風の衣装も着せたかったんです。

うんうん! だって小説の描写にもありますし、現代の常識やファッションとか凄い好きなんですよね?

その昔、ヒーローと一緒に過ごしてた時に色々教えてもらって、その時代が大好きになったんですから。

未来の家は思いっきり現代風になってますからね。

過去の時代の物は未来に持って帰ったら犯罪なのに、平気で持って帰ってましたから。

 こういうお話を蓮くんとするのは大好きです。

 めっちゃ喋りますし、裏話も聞けますし、何よりも小説に込めた想いも喋ってくれる。



だけど、二人きりというのが頭から離れなくて……


変な事ばかり考えてしまいます。

どうしました?
あ、いえ……

 ああ、ダメかも。

 会話が続かないと、すぐに一人で照れちゃって、蓮くんの顔がまともに見れません。

う~ん。別に何でも喋ってくれればありがたいです。

俺ってそういう所、気がつかなかったりもしますし、


あ、お茶でも入れてきます。

 蓮くんは私の返事を待たずに、部屋から出て行きました。

お茶……はぁうう!


お茶を頂けるということは、私に襲われても蓮くんは文句は言えなくなりますよぉ!


 変な事ばかり頭に浮かびます。本来は逆なんだろうけど……

はい。粗茶でございますが。
ありがとうございますのでし。
はにゅ……

 落ち着かないと。

 変な顔ばっかり見せてたら、蓮くんが困っちゃうのです。


 どうにか顔を上げようとしますが、何だか見られていると思うと凄く恥ずかしくなってきて……


困ったな。何て言えばいいか分からん。

何だか最近、やたらと美優ちゃんの顔が赤いシーンを見てるだけに面と向かってしゃべりにくいんだ。


これが楓蓮だったり、美樹ちゃんだと普通なんだけどな……

おかげでこっちも意識しちまうんだ。

 どうしよう。なんて言えばいいかわかんないよ。
あの、何かありましたら、言ってもらえれば……
あ、あの。その……もしもの事があれば、シャ、シャワーだけでも浴びたいのですが。
え?
あふ! なんでも無いのでし、気のせいな空耳ですよ!
どういう事だ? もしもの時にシャワー?

あ、あれです。れ、蓮くんは……

匂いとか、しゅきですか?

におい? 何の匂いですか?
あ、い、い、いや……おにゃのこの匂いとか……
ええ? どういう意味っすっか?

いえ、何でもありません。すみませぬ。

何だか緊張しちゃってて、意味不明な言語が勝手に出ちゃって……

そんな緊張しなくても大丈夫っすよ。

な、なんだか妙に照れちゃって……

そんな俺なんかに照れなくていいですよ。

普通に行きましょう。普通に……

なんと言いますか、この家で、その……

蓮くんと二人きりというのが、なんだか……

ああ、そういう事ですか……

べ、別に気にしなくていいと思いますよ。

とか言う俺も焦ってる。と言うのも……

聖奈にも魔優にも、美優ちゃんが俺に好意を持ってるとか抜かすからだ!


おかげで意識してなくても、自然と気になっちまうんだ

 ど、どうにかしないと……
何か俺に思う事があれば正直に言ってもらって構いませんし……
正直に……

 そう言われると、今の気持ちを正直に喋ろうと思いました。

 きっと蓮くんは分かってくれると信じて。

分かりました。正直に喋ります。

だけど……


私はその、余計な事を言ったりして、蓮くんを困らせるかもしれないのが怖くて。

大丈夫ですよ。絶対大丈夫だって先に言っておきますよ。

 蓮くんには何もかも。全部……聞いて欲しいし分かってほしい。


私ね。実は……

蓮くんとのお家と仲良くなってから、ずっと……

蓮くんをその……蓮くんは男の子だって言うから、だから……


私は……蓮くんを、その、い、異性だと思っちゃって。

あ、違うんでう。


私の事を知ってて、この入れ替わり体質の事を知った上で、蓮くんは女の子だって言ってくれたから……

だから私、蓮くんが……
美優ちゃん……

あ、違うんでし。

そうじゃなくって私は聖奈ちゃんの約束を守るのです。だから……

え? 約束? 聖奈?
はぐぅわっ!
な、なんの約束?

 嗚呼、私はなんて余計なことを……


 とんでもない事をはっちゃけた私は頭が真っ白になり、横のベッドにもたれかかりました。

ああっ、今のは内緒にしててください! お願いですっ!

こんなこと、聖奈ちゃんにバレちゃったら私……

言いませんって。大丈夫ですよ。

なんの約束なのかも分かりませんし、そこまで美優ちゃんが困ることなら問い詰めたりしませんし、安心してください。

ああ、私はやっぱりダメなオツムなのです。

緊張しちゃって、上手く蓮くんに伝えられなくて……

美優ちゃん。あなたはダメな子ではありませんよ。

ダメだと思う部分が分かってるなら、直していけばいい。


俺からすれば、美優ちゃんはもっと自信を持っていいと思いますし、全然おかしくないですよ。

蓮くん……

 自分の不甲斐なさにショックを受け、顔も上げれなくてずっと床に視線を落としていると、ゆっくりと蓮くんが近寄ってきました。


 私の視界に蓮くんの手が入ってくると、その手は私の手を握ってくれた。

大丈夫ですよ。

こうやって人に触れると、なんとなく安心しません?


俺もよく親父にやってもらったりしてて、安心したものです。

蓮くん……

 彼の顔を見たとき、とってもにこやかに笑うんです。

 私は無意識に身体を起こすと、そのまま蓮くんの胸に飛び込んでいました。

美優ちゃん……

私の家では、ハグするんです。

そうでしたか。実は俺の家でもそうなんですけどね。
ウチのママも、蓮くんのお父さんも同じ事教えてるのかな。

そうかもしれませんね。同じ入れ替わり体質ですし。

何となく兄弟や親を大事にする所とか一緒ですしね。

ねぇ。このまま喋ってよろしいですか?

もちろんですよ。俺も美優ちゃんにちゃんと理解してもらわないといけない事がありますし。

全部正直に答えて、俺のことも分かってほしい。


はぁ~~~。

これ、めちゃヤバイです。蓮くんにハグされてそのまま堕ちそうでし。

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登場人物紹介


 ★登場人物でも若干のネタバレを含みます。第一部からお読みいただきますようよろしくです。

 ★逆に第二部の登場人物を先に読んでから、第一部をお読み頂きますと、別の意味で楽しめます。

 

 ★読者視点は神視点。登場人物の心の声も聞こえます。(フキダシの色がこの色)

 ★ 黒澤 蓮 くろさわ れん


 本編の主人公。高校一年

 男女入れ替わり体質。
 
 弟の凛と共に、新天地で新たに生まれ変わろうと、楽しい学校生活を送ろうとする。友人作りに重きを置き、人との付き合いにはとても慎重である。


 自分自身の事よりも、仲間の為ならば凄まじく有能になる。

 ★ 白峰楓蓮 しらみね かれん


 蓮の女性の姿。類稀なる美少女だが本人にはあまり自覚がない。


 外部には黒澤家の親戚(蓮の姉)となっている。

 楓蓮では世間との関わりあいを最小限にしてきたが、徐々に一人の女性として目覚め始める。

 

 自分を理解してくれる人間が増えるたびに楓蓮は飛躍的に成長してゆく。  

 ★ 黒澤 凛 くろさわりん


 小学校六年生

 男女入れ替わり体質。

 

 兄である蓮を慕い、とっても素直で女の子のような性格。
 ことある毎に兄に甘えてしまい、いつまで経っても、子供のままなので、蓮は凛の将来をとても心配している。

 

 二部中盤で凛オンリーの章があります

★ 白峰 華凛 しらみねかりん


 凛の女性の姿。

 外部との接触が無いので、彼女の存在を知るのは黒澤家の秘密を知るものだけ。

 楓蓮と違い、おしゃまさん。

★ 黒澤 玲斗 くろさわ れいと

★ 白峰 麗華 しらみね れいか


蓮や凛のお父さん。ただいま遠方で仕事中。

麻莉奈や平八。ティナとは大親友。


後半から再び登場します

★ 美神聖奈 みかみせいな


 高校で蓮と同じクラスとなる。実は小学四年生までの幼馴染。

 容姿端麗。成績優秀。運動神経抜群。リーダーシップ抜群。お金持ち。


 高校当初から蓮と関わりを持ち、お互いに影響されてゆく。無二の親友?

 記憶喪失だったが、徐々に昔の事を思い出してゆく。


 二人目の主人公。

★ 平八 へいはち 


 聖奈専属の運転手。

 黒澤家の秘密を知っており、蓮の親である麗斗(れいと)とは旧知の仲

 おっぱい職人。ツイッタのフォロワーは10万以上の有名人。

 作中でも最強だと言われるが……

★ 白竹 美優 しらたけ みゆう

 

 男女入れ替わり体質

 蓮と同じクラスとなる。ピンクの髪が目立つ美人。とても内気で、語尾が変になる。

 自分の家の喫茶店で働いている事になっているが、実は魔優と入れ替わっている

 歌が上手く、全国でも有名な絵師でもある。(エロ同人が本業)

 

 三人目の主人公。 

★白竹 美樹 しらたけ みき


 白竹美優の男性の姿。

 外部では白竹魔樹と名乗っているので、彼を知るのは家族と秘密を共有する人のみ。

 主に喫茶店で厨房担当したり、サイクルの都合上、学校でも魔樹として振舞う。

 男の子の身体で遊ぶのが大好き

★白竹 魔優 しらたけ まゆう


 男女入れ替わり体質。

 外部では白竹美優と名乗っているので、彼女を知るのは家族と秘密を共有する人のみ。

 主に喫茶店で接客担当。サイクルの都合上、学校でも美優として振舞う。

 心の中は女の子なので、こちらが真の姿となる。

 四人目の主人公

★白竹 魔樹 しらたけ まき


 魔優の男の姿。外部に知られているのは魔樹である。

 蓮の隣のクラスで、常にクール。成績も良く、空手や合気道を習得。

 学校内では魔樹王子と呼ばれるほどモテる。


 自分の家の喫茶店で働いている事になっているが、実は美優と入れ替わっている

 乙女ゲー大好きのツンデレ。

★白竹 麻莉奈 しらたけ まりな


美優。魔優の母。入れ替わり体質。


とてもピアノが上手く、蓮はプロの犯行だと断定。

双子の母だけあり、とても美人だが色々とヤバい人。

男の姿は、でかい上にマッチョらしい。


★ じいじ


 白竹家のおじいさん。喫茶店のオーナー。

 小太りでツルっぱげ。チョビ髭が可愛い。

 厨房担当で楽しい事があると、その場でクルクル回りだす。

★ 染谷龍一 そめやりゅういち


 男女入れ替わり体質。

 蓮と同じクラスとなり、前の席という事で付き合い始める。

 わりと積極的で、クラスでも人気がある。

 楓蓮に一目惚れし、ずっと彼女を追い求める。

 オムライサーでありポニテマニア。

 

 五人目の主人公

★山田 龍子 やまだ りゅうこ


 龍一の女性の姿。

 楓蓮を追って同じ喫茶店で働く事になる。全国でも有名な山田組の人間。

 ケンカが強く、蓮も認めるほど。

 楓蓮に近づく男を排除しようとする俺っ子。

★山田 虎子 やまだ とらこ


男女入れ替わり体質。龍一の弟(妹)

全国統一を夢見る女の子。既にチームを結成しており、チームヴァルハラと名づける。

口調はキツいが、兄弟には頭が上がらない。

デコトラならぬデコチャリで街中を暴走する。

★染谷 翔一 そめや しょういち 


男女入れ替わり体質。龍一の兄(姉)

龍一が恐れる唯一の兄貴。百人でかかっても勝てないらしい。

ただいま、新婚生活真っ最中。

★染谷 桜 (そめや さくら)


 翔一の奥さん。普通の人間。

 とても清楚で大人しそうな美人だが染谷三兄弟は彼女に対し頭が上がらない。

 翔一を女らしくする為、日々調教中。

★百済 紫苑 くだら しおん


 高校二年。軽音部。実家はソッチ系統の百済組。

 楓蓮達と一緒に喫茶店でバイトを始める。関西弁ちっくな喋り方だが、とても優しく後輩想い。

 蓮の同じクラスである、米山まゆこと、坂田沙織は小学校からの付き合い。

 マイブームはマジョリーナちゃん(ミニチュアダックス)を可愛がる事。

★坂田 沙織  さかた さおり


 高校一年。蓮と同じクラス。

 いつもニコニコ。おっとりとした口調でマイペース。

 紫苑と同じ軽音部。ベース担当。

 親が犬のブリーダーで楓蓮に二匹のダックスを譲る。

★ 西部

 蓮と同じクラス。

 事あるごとに蓮に絡んでくるが、その目的は聖奈や美優と接点が持ちたいが為である。

 ツイッター名では「モントゴメリー」。おっぱい職人を神と崇める。

★真鍋

 蓮と同じクラス。西部の友達。

 頭は良く、テストでも上位だが、彼もおっぱい職人を神と崇める。

 ツイッター名は「穴バースト」

★米山 まゆこ (だんじりバージョン)


 蓮と同じクラス。坂田とは昔からの親友で、紫苑は先輩に当たる。

 魔樹王子にベタ惚れてしまい、蓮に紹介してもらえるよう頼んだ。

 バスケ部所属。一年なのに相当の実力を持っている。

★ 三輪 加奈子 みわ かなこ

 

 蓮と同じクラス。坂田沙織の友達で幼稚園からの付き合い。

 男の子同士がホニャララするのが好き。

★ 清原 愛美 きよはら まなみ


 魔樹と同じクラス。米山まゆこと中学時代からの付き合い。

 ちなみに魔樹王子と呼び出したのはこの子。

★ 梶谷


 蓮と同じクラス。西部の友達で小学生からの付き合い。

 バスケ部所属。一年でレギュラー筆頭。

★高坂


蓮と同じクラス。梶谷の友達。

ギャルゲーのアイドルプリンセスをこよなく愛する男の子。

★ 鼻


楓蓮が命名。

その昔、蓮にケンカ売ってきたり、美優をナンパしたり、ろくでなし男であったが楓蓮や龍子にボコられる。だが楓蓮に鼻を治してもらったと勘違いしている。

楓蓮に殴られてから、とんでもなく優秀な男へ変貌する(だがケンカは弱い)

★ヴァルハラメンバー 


 只今メンバーは八人。

 虎子率いるチームヴァルハラメンバー。俗に言う不良だが、楓蓮。龍子。虎子には従順。

 実は全員イケメンレベルだが、とにかく頭も弱く、ケンカも弱い。

 NO表示されており、変なヤツが混じってます。 

 竜王 冴子 りゅうおう さえこ


 高校一年。西部曰く、彼女と美神聖奈。白竹美優を三大美女認定している。

 いつも笑顔。とても愛想が良い彼女だが……

 王二朗曰く、超危険人物。鞄にスタンガンを隠し持ち、女の子を襲うらしい

★ 播磨 王二朗 (はりま おうじろう)


 高校一年。竜王冴子と共に登場。190センチの巨漢であり極道顔。

 とてもじゃないが高校生には見えない容姿に、シルエット姿となっている。

 警官とエンカウントすると、ほぼ職務質問されてしまう。

 ゴリラのモノマネが神がかっている。

★竜王 将哉 りゅうおう しょうや


 萌ゴリと共に現れた男性。とてもイケメンだが萌にナンパーマンであると暴露されてしまう。萌は恋人だと告げるが……楓蓮は最初から将哉を警戒する。 

★稲坂 萌 いなさか もえ


 楓蓮が早朝マラソンに出かけた際に知り合った女性。

 巨漢で筋肉質なので、楓蓮は男だと勘違いするほど。

 とても気さくでしゃべりやすい印象を受けた萌ゴリ。ちなみにラッキースケベ体質。

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