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文字数 403文字

さみしくはないよ
今は一人コーヒーを淹れてるけど
いつもこのタイミングできみを思い出すんだ
ミルクをいれる時
向かい合ってきみと飲んだコーヒー
あまりに甘くてびっくりしたけど
きみは何とも思ってなかったんだ
コーヒーの匂いや
あのインスタントのメーカー
目にするたびにきみが出てくるから
さみしくないよ

ぼくにもささいな変化はあって
きみと一緒に飲むようになって
ミルクをいれるのが好きになった
きみのおかげだ
きみはぼくの変化には気がつかないけど
きみがぼくの小さな世界を動かす
ゼンマイをまくんだ
小さな世界に時間ができて
朝や夜がやってきた
ぼくの世界に雨を降らせたり
光の温かさや涼しい風をおこして
自分を自分にする方法を教えてくれた
きみにはあたかも普通のことで
何とも思ってないんだよね
小さいけど少しずつぼくに変化をもたらす人
だからきみのことを良く想う
だからさみしくはない
たまにどこかにいるんじゃないかと
偶然を装って探すけど
さみしくはないんだ










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