助言
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ただし、奇襲の危険がありそうな場合は周囲の警戒をするべきだ
たとえば、防御系の魔法をツェラーにかけるとかだな。それだけでも壁の安定感は変わるぞ。
魔法使いっていうのは魔法を使うだけが仕事じゃない。優秀な魔法使いほど攻撃魔法を使う頻度は高くないというしな。自分の手札をどう使うか。それを改めて考えてみたらどうだ。
クロイツナハは爆炎魔法だけが得意な冒険者じゃなかったぞ。むしろパーティー全体を見て、そのときにもっとも必要な魔法を使っていた。師匠の派手なところばかりを真似ない方がいい
英雄の表面的なところばかりに目を奪われるな。どうしてそういうスタイルを確立したのか、その流れを想像するんだ。大丈夫。少なくとも今の段階で当時のヒビトとの差はないからな