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文字数 1,595文字
深い森林の山奥の屋敷の小屋。
そこにはしがない白髪混じりの年老いた仙人みたいな和服姿の老人と、右手に包帯を巻いた12歳ぐらいの男の子が、その場で談話していた。
しがない老人の和風姿の老人は、その子に向かって、
「……もう、行くのか?」
と、その子に向かって言葉をなげかけた。
その話に答えるように下を向きながら老人に向かって、
「じっちゃん、今までお世話になり、ありがとう。
お陰で俺、体力が戻り、あの時助けてもらったお陰でここまで体が動くようになった。
俺、今から北に向かうわ。北に向かってこれから魔族どもと戦い、城に向かいます」
それを聞いたしがない老人は包帯を巻かれた右腕をマジマジと見ながらその男の子に向かって、
「……そうか、くれぐれも気をつけるんじゃよ。
それにしても魔族どもめ。まさかあの者が魔族どもの手に落ちるなんて……
我が弟子がまさかあのような状態になるとは、ワシも想像もつかんかったわい……」
それを聞いた男の子は下を向き沈黙して、
「じっちゃん、本当にありがとう。
世話になった。そろそろ行くね。」
と、その老人に礼を言い家から出ていこうとすると、老人は男の子に向かって、
「まて、……
お前に忠告しておくが、お前のその左手、くれぐれも力を開放しすぎず気をつけるんじゃよ。じゃないとお前もあれに……」
それを聞いた包帯の男の子は下を向きうつむきながら老人に向かって、
「……行ってくる、じいちゃん」
と言い、そのまま老人の家を後にした。
場所がかわって、荒れ果てて荒廃した村。
そこに人間の女の子一人が大きな怪物に乗った魔族達に襲われ、女の子はナイフを持って魔族に対して体を震わしながらも威嚇していた。
その女の子はその魔族に向かって、
「帰して!村のみんなを!私の妹を!
直ちに皆を解放しなさい!」
それを聞いた魔族はうすら笑いをしながら女の子に向かって、
「帰す、帰すだあ~。ハッハッハ……
人間の女にしてはこの状況で威勢がよくて生き生きしてるな。アハハッ!
どれっ、お前なら耐えられそうだな~、女!
今まで実験が成功し、人間から純粋に魔族の仲間入りできた者はただ一人あの者だけ……
お前は耐えれる事ができるかな!
ハッハッハ、でもまあ、仮に化け物の姿で生き残ることができたとしても、ペットとして俺が可愛がってやるよ!
クックックッ……
やれっ!」
そう魔族がそういうと、魔族の乗ってる異形な怪物は口から触手のような物を出し、やがてその触手の舌のベロは尖端を尖らせ針のような物に変形した。
「きゃっ!」
女の子はその攻撃に身をかまえ防ごうとした。
そして目をつぶり、やられると感じた瞬間、何者かがその針のような変形した舌をするどい剣でその舌を切り裂き、魔物の体は一刀両断にされた。
魔族はその切り裂かれた状況を見て、
「ぐっ、おのれ!何奴!」
と叫び、その切りつけた者の姿を見た。
するとその切りつけた者はその魔族に向かって、
「魔族め!
お前達……
お前達は……
……
お前達は俺が切る!」
とその者は言い、日本刀を持ち、和服姿の12歳ぐらいの髪の赤い男の子は次々と襲いかかる魔族を斬った。
ドシュドシュドシュ!
次々とその男の子に斬られ体が塵となる魔族達。
その圧倒的に倒されていく魔族の姿を見て女の子は、
「……すごい」
と思わず言い、そしてその助けてくれた男の子に近寄ってその子に向かって、
「助けてくれてありがとう!
私はミナ。この村の住人の娘の生き残り。
お願い、貴方の力を見込んで頼みたい事があるの。
妹達を助けて!
ここから先、北の方角の所に村のみんなが魔族達によって連れていかれ収容されてるの。
その魔族の主の名は……」
そこにはしがない白髪混じりの年老いた仙人みたいな和服姿の老人と、右手に包帯を巻いた12歳ぐらいの男の子が、その場で談話していた。
しがない老人の和風姿の老人は、その子に向かって、
「……もう、行くのか?」
と、その子に向かって言葉をなげかけた。
その話に答えるように下を向きながら老人に向かって、
「じっちゃん、今までお世話になり、ありがとう。
お陰で俺、体力が戻り、あの時助けてもらったお陰でここまで体が動くようになった。
俺、今から北に向かうわ。北に向かってこれから魔族どもと戦い、城に向かいます」
それを聞いたしがない老人は包帯を巻かれた右腕をマジマジと見ながらその男の子に向かって、
「……そうか、くれぐれも気をつけるんじゃよ。
それにしても魔族どもめ。まさかあの者が魔族どもの手に落ちるなんて……
我が弟子がまさかあのような状態になるとは、ワシも想像もつかんかったわい……」
それを聞いた男の子は下を向き沈黙して、
「じっちゃん、本当にありがとう。
世話になった。そろそろ行くね。」
と、その老人に礼を言い家から出ていこうとすると、老人は男の子に向かって、
「まて、……
お前に忠告しておくが、お前のその左手、くれぐれも力を開放しすぎず気をつけるんじゃよ。じゃないとお前もあれに……」
それを聞いた包帯の男の子は下を向きうつむきながら老人に向かって、
「……行ってくる、じいちゃん」
と言い、そのまま老人の家を後にした。
場所がかわって、荒れ果てて荒廃した村。
そこに人間の女の子一人が大きな怪物に乗った魔族達に襲われ、女の子はナイフを持って魔族に対して体を震わしながらも威嚇していた。
その女の子はその魔族に向かって、
「帰して!村のみんなを!私の妹を!
直ちに皆を解放しなさい!」
それを聞いた魔族はうすら笑いをしながら女の子に向かって、
「帰す、帰すだあ~。ハッハッハ……
人間の女にしてはこの状況で威勢がよくて生き生きしてるな。アハハッ!
どれっ、お前なら耐えられそうだな~、女!
今まで実験が成功し、人間から純粋に魔族の仲間入りできた者はただ一人あの者だけ……
お前は耐えれる事ができるかな!
ハッハッハ、でもまあ、仮に化け物の姿で生き残ることができたとしても、ペットとして俺が可愛がってやるよ!
クックックッ……
やれっ!」
そう魔族がそういうと、魔族の乗ってる異形な怪物は口から触手のような物を出し、やがてその触手の舌のベロは尖端を尖らせ針のような物に変形した。
「きゃっ!」
女の子はその攻撃に身をかまえ防ごうとした。
そして目をつぶり、やられると感じた瞬間、何者かがその針のような変形した舌をするどい剣でその舌を切り裂き、魔物の体は一刀両断にされた。
魔族はその切り裂かれた状況を見て、
「ぐっ、おのれ!何奴!」
と叫び、その切りつけた者の姿を見た。
するとその切りつけた者はその魔族に向かって、
「魔族め!
お前達……
お前達は……
……
お前達は俺が切る!」
とその者は言い、日本刀を持ち、和服姿の12歳ぐらいの髪の赤い男の子は次々と襲いかかる魔族を斬った。
ドシュドシュドシュ!
次々とその男の子に斬られ体が塵となる魔族達。
その圧倒的に倒されていく魔族の姿を見て女の子は、
「……すごい」
と思わず言い、そしてその助けてくれた男の子に近寄ってその子に向かって、
「助けてくれてありがとう!
私はミナ。この村の住人の娘の生き残り。
お願い、貴方の力を見込んで頼みたい事があるの。
妹達を助けて!
ここから先、北の方角の所に村のみんなが魔族達によって連れていかれ収容されてるの。
その魔族の主の名は……」