第17話二匹のウサミミ

文字数 1,076文字

俺達はドワーフの国、名前はグリム=ドワーフ王国って言うらしい。なんでも王様の名前なんだそうだ。高く、大きな壁に囲まれ城門に一つ入り口がある。ただ珍しいのは、門の扉が俗にいう観音開きではなく、引手になってるって事だ。必要な分だけを開けるからって事らしい。そんな入り口には入城者がならんでいた。がっ、なにやら、並ぶ人、一人一人に頼みこんでいる二人がいる。うさ耳をはやして作業用のベストを着た、一人は、少し背が高めで巨乳ちゃん。もう一人は小さく、かわいいロリっぽい。「あれは、兎人族ですね」ヘルミナさんが教えてくれた。可愛いし、巨乳ちゃんは好きだけど、捕まると面倒っぽいよねえ、って思いながらも巨乳ちゃんの見事な谷間に目を奪われてしまった。やべっ。優菜に築かれて、「・・・どこみてるの・・・」ないはずないよね。トホホ。

そうしてると、その巨乳ちゃんが「・・今、私の事見てましたよね・・私の胸、見てましたよね・・・」そう言って近ずいてきた。「なんのことでしょう。見間違いですよ・・・」ニーナとヘルミナさんが、{またか}っと言う顔で見ている。仕方ないじゃないか、健全な男の反応だよ。「そんなに見たいなら優菜の見ればいいじゃない、・・・私のでもいいけど・・・」ってニーナさん、それって問題発言ですって。「兎に角、私の胸見たんだから頼み聞いてください」「断る!」速攻で答えてやった。ハハハハハ。「・・えっ、速攻。・・・こんな美少女の頼みを速攻で・・・今、貴方は、こんな美少女と、あんな事やこんな事ができるチャンスを逃そうとしているのですよ・・・」背の高い巨乳ちゃんが眼を潤ませて寄り添ってくる。

「嬉しい申し出だけど、俺の連れを見てくれないか・・二人とも結構美人揃いなんだが・・・」そう言うと、うさ耳巨乳ちゃんは、ニーナたちを見て「うぬぬぬ」っと唸って離れたが、そうしていると、ロリウサギの娘が「・・もう、ラムちゃん、だめだよ~ちゃんと話さないと。・・・これは罰だよ・・・」そう言って、自分と同じぐらいのハンマーで吹っ飛ばした。



改めて話を聞くと、二人の名前は、背の高い巨乳ちゃんはラムって言って、ロリウサギはレムって言うらしい。ラムはうさ耳にちょっとカールのついたロングヘアーで、緑の作業ベストに青いショートパンツ。レムはツインテールに、ピンクの作業ベストで、下は鳶職が履くような白いズボンを履いていた。髪の色は水色っぽく、青く大きな瞳は同じだった。

「・・・お願いします。師匠を・・・師匠を助けてください・・・」突然、二人が土下座して頼みこんできた。
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