第4話 恋バナ

文字数 587文字

 日中、4人は海を楽しんだ。

 それから夕食前、宿泊先に大浴場もあってか男女で分かれる。

なぁ、おまえはどっちがタイプだ?
いきなりなんだよ?
いや、2人の間に混ざりたいって気持ちは嘘じゃないんだが……
惚れたのか?
 それなら邪魔はできないなと雅竹は耳を傾けるも、
あぁ、千代見の水着姿を見てたらなんかな
おまえは本当に最低だな
 結局は性欲だったので吐き捨ててしまう。
それの何が悪い? 

もちろん、顔と性格だって好きだぞ?

決め手が胸ってのが引かれる案件だ
俺は胸とは言ってなかったと思うんだが?
なっ!
いや、おまえの気持ちはわかるぞ。

千代見の水着姿って聞いた瞬間、胸を思い浮かべたんだな

ぐっ……
まぁ、なんだ。

理想の条件をどれだけ満たしても好きになれない場合だってあるんだぜ?

なんであれ、好きになれたんなら告白してもいいと思うぞ。

それとも何か? 一生に一度の恋しか認めないってか?

別にそんなんじゃ……
ほぉ、ならどっちがタイプだ?
どっちでもいいだろ? 

ぼくは2人を見守っていたいだけだ

そっちのがほうが最低だと思うぞ。

もしどっちかに告られてもそうやって逃げるのか?

そんなことあるわけないだろ
おまえは自分のことを過小評価しているようだな
 いけ好かない変態だと思っているのは間違いないが、これだけはと梅辰は言っておく。
だけど、その可能性をないように扱うな。

おまえを好きだと言う女子たちに失礼に当たるからな

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