第3話 Dr.ハルセの限界
文字数 1,501文字
△△病院カンファレンス
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ハルセの不調には皆気づき始めている。ハルセがカンファレンスで居眠りするなどこれまででは考えられなかったことだ。
そして一番ショックを受けているのはハルセ自身だった。
さすがのハルセもイノウにここまで言われては無視するわけには行かない。
ハルセは頭ではわかっているのに体も気力もついてこないことが悔しかった。
その一週間後、ハルセは必要な手続きや引き継ぎ業務を終え、3ヶ月間の病休を取った。
ハルセにとっては病休を取ることは不本意ではあったが、医師として患者の前に立てる状態でないならばここにいるべきではないという医師としての責任感がハルセを休職に踏み切らせた。
◯×病院心理相談室
一週間後、ハルセはターナーの元に来ていた。
こうしてハルセとターナーの物語が始まった。