人と竜とのヒストリア【Ⅰ】

文字数 865文字

藤堂緑志 様作

【あらすじ】
とある港町の酒場はいつものように賑わっており、主人公はそこでバーテンダーとして働く青年である。
その夜、路地裏にゴミを捨てに行った主人公は、奴隷として密輸された1人の精霊種(エルフ)と出会う。
この出会いが、主人公の日常を変えていくこととなる。

書き出し一行目はこちら(プロローグは省いています)
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童話に出てきそうな港街ハイマート。
(引用)
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まず、ヒストリアとはスペイン語で、歴史という意味である。つまりこの物語は、人と竜の歴史が語られてゆくという事。Ⅰとあることから、これから長く壮大な物語が綴られていくという事が予見できる。
あらすじより、人と竜の、人の部分は”主人公”を中心とした人間を指していることがわかる。そして、この世界には奴隷制度があり、エルフがその階級となり得るということだ。だが、ここにはまだ竜については書かれていない。となると、エルフとの出会いが、竜へ繋がる”何か”を齎すのではないかと想像できる。
酒場で働く主人公は、恐らく一般人。一般人が、非日常に遭遇し壮大な歴史に関与することになる。とても面白そうな展開が待っていそうだ。
あらすじには、”密輸された”とある。つまり、主人公の暮らす国以外にも国があることが分かる。この国には他国から奴隷を買うだけの財力があるか、資産がある上流階級の者が暮らしていることも想像に難くない。この物語では、恐らくエルフが奴隷となった経緯についても語られていくだろう。その中で、この世界がどんな場所であるのか、どんな思想や習慣を持った人々が暮らしていくのか明らかとなっていくに違いない。
書き出しをみて見ると、”童話”に出てきそうな港街とある。奴隷制度などはあるものの、全体に優しい雰囲気の物語となっていくのが分かる。だいぶ古い例えとなってしまうが、レジェンドオブマナのような世界観なのだろうか、とわたしは想像する。恐らくそれは、温かみのある情景に違いない。
ここから、街についても詳しく語られていくことだろう。
あなたも是非、主人公と共に歴史を紐解いてみませんか?

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