【滝夜叉姫と妖魔の内裏編】第7話 ピンチ!! 封印された江ノ島ビームの巻(前編)
文字数 8,356文字
第7話 ピンチ!! 封印された江ノ島ビームの巻(前編)
〈登場人物〉
役ついな(一四歳)……本名・如月ついな。方相氏(鬼退治師)。CV:門脇舞以。
前鬼(ぜんき)……ついなちゃんのお供その①(赤いぬいぐるみ)。セリフはピコピコ音。
後鬼(ごき)……ついなちゃんのお供その②(青いぬいぐるみ)。セリフは無し。
江ノ島さんぽ(二十代前半)……神奈川県・藤沢市江ノ島のご当地キャラクター。CV:藤沢愛。
ヨットマン(三〇歳)……物語冒頭で亡霊に襲われる。
モウネン……江ノ島独自の海の亡霊。ハンザキに利用されている。台詞は呼吸音。
店員(四〇歳)……たこせんべい屋の店員。さんぽちゃんの知り合い。
水族館のお姉さん(二十五歳)……江○島水族館のお姉さん。イルカショー担当。
滝夜叉姫……千年の眠りから復活した鬼姫。平将門の娘。ファザコン幼女。CV:門脇舞以。
ハンザキ……滝夜叉姫のお供その①(大山椒魚の妖怪)。セリフは吠え声。
夜叉丸・蜘蛛丸……滝夜叉姫のお供その②③。姫の側近のイケメン妖怪。
※「N」=ナレーション
▶︎【鬼っ子ハンターついなちゃん】ボイスドラマ 第7話(前半)ボイスドラマ
https://fantia.jp/posts/6279
▶︎解説トークコーナー「門脇舞以と大辺璃紗季のドルルゥッのコーナー! 第7回(前半)」
https://fantia.jp/posts/6634
★江ノ島さんぽちゃんTwitterアカウント
@enoshimasanpo
★藤沢 愛さんTwitterアカウント
@aisanpo
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ついなN
役居士(えんのこじ)、葛城明神一言主の奏言により、天武天皇三年伊豆大島に配流となる。
翌年四月孤島に尋ね来り、西山の金窟中にとゞまりて、
拝願して天女の真身彰現を祈り、専ら不動明王呪を念ぜり。
天女忽然として顕現せり。
(中略)
これ、弁才天女が顕現せし最初なり──
岩本楼 所蔵『江島縁起』第三巻 詞書より──
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ついなN
ウチ、方相氏の役ついな!
一四歳の鬼退治師や!
トレードマークは金色に光る四つ目のお面に、
真っ白いツインドリルの髪、通称ドゥルル!
蘇った千年の怨霊・滝夜叉姫の跡を追い、
いよいよウチは神奈川県藤沢市江ノ島にまで辿り着いた!
江ノ島にはウチの古い友達・江ノ島さんぽちゃんがおるねんよ☆
ところがその江ノ島で、何やら謎の怪事件が勃発している模様っ……!?
江ノ島の海の平和を乱す者は、ウチとさんぽちゃんが許さないっ!!
ついなN
『鬼っ子ハンターついなちゃん』、「滝夜叉姫と妖魔の内裏編」第7話
第7話 ピンチ!! 封印された江ノ島ビームの巻!
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【昼・江ノ島の海。燦々とした太陽の光】
(SE:波の音。カモメの鳴き声)
ついなN
ここは、神奈川県藤沢市江ノ島の美しい海岸──
(SE:ヨットが波を切る音、エンジン音)
ヨットマン
「海は〜、広いぜ〜、大きいぜ〜♪」
(SE:カモメの鳴き声)
ついなN
呑気なヨットマンが調子ッ外れな歌を唄いながら、ノーテンキに波を切り、
船を走らせていたその時、突如その怪異は発生した──……!
(SE:ゴボゴボッ、ゴボゴボゴボ! 突然、海に巨大な気泡が湧き立つ音)
ヨットマン
「……ん??」
(SE:ゴボゴボゴボゴボ!!)
モウネン
「シュォ〜! シュォ〜…!」
ヨットマン
「な、何だ……? ……うわぁ〜、渦が渦がぁーーっっ…!!!?」
(SE:ざっばーんっ!!)
(SE:ボゴボゴボゴ……ヨットマンが海に引きずり込まれていく音)
(SE:しばしの間。静かな波の音。カモメの鳴き声)
ついなN
──その謎の海難事故は、今年に入って早5件目…。
この美しい江ノ島の海の底で、今ひそやかに邪悪な計画が進行していた……。
……そして、そんな事とはつゆ知らず、その頃のウチは──……
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【江ノ島の街。ウィンドーショッピングを楽しむついなちゃん】
(バカンスっぽいBGM)
ついな
「江ノ島丼っ! 海苔羊羹っっ!! 女夫(めおと)饅頭ぅっっ!!
はわわわわ〜〜〜〜〜っ♡ 江ノ島は美味しいものがいっぱいや〜っ☆
食べて極楽見て極楽、江ノ島はホンマええとこやなぁ、前鬼、後鬼♪」
前鬼
「ピコピコ、ピコピコ!!」
ついな
「何やて、前鬼? おじーちゃんからもろた仕送りで、
こんなに買い食いしてえーのんか、やて?? えーねんえーねん、
せっかくやって来た江ノ島やんか、堅いことは言いっこなしやで〜♪」
前鬼
「ピコピコ〜……」(ため息)
ついな
「……おっ!? 前鬼、あれあれッ、あのお店の軒先に並んどるお菓子見てみぃ!
あれが噂に聞こえる『たこせんべい』や!!
めっちゃ美味しそうやん〜〜〜♡ よっしゃ買うたるで!」
前鬼
「ピコ〜〜〜〜!!!」(汗)
ついな
「おっちゃん、おっちゃん、たこせんべい一枚下さっいな♪」
店員(?)
「へいへい、お待ちぃ……」
(SE:ガサガサ……)
前鬼
「ピコピコ、ピコピコ!」
ついな
「うっさいねん前鬼、えーやん、たこせんべいの一枚や二枚くらい……、
これ見ると、なんかムショーに頭からバリバリ丸かじりしたくなんねん!
あれや、あいつを思い出すんや、オポ……」
店員(?)
「はい、たこせんべい準備できたよ〜、一枚三百円ね」
(SE:ガサ…)
ついな
「わぁ〜い、出来立てホヤホヤや〜〜♡」
(SE:……キュピーンッ!!)
店員(?)
「隙ありっっ!」
(SE:ババッ! シャッシャッシャッ!! 手裏剣を投げる音)
ついな
「ムムムッ!
(SE:ばっ! カッカッカッ!! たこせんべいが盾に刺さる音)
これはッ、たこせんべい手裏剣……!! さてはっっ…!?」
店員(?)
「……ホッホッホッ、とーぅっ!」
(SE:ばっ! クルッ、カカカッ、カキンカキンッ! 剣戟の音。ガキーンッ!!)
ついな
「この太刀筋……やはり…!」
(SE:ギリギリギリッ……つば迫り合いの音)
さんぽ
「ふふっ…!」
(SE:はらりっ……店員の変装が落ちる音)
ついな
「やるな、江ノ島の…。
──さすがは音に聞こえし江ノ島さんぽやでぇ……!」
さんぽ
「ふふふ、如月の…──、その方も腕を上げたのォ…!
(SE:ばっ! ぎゅ!)
……な〜んちゃって! 久しぶり! ついなちゃん♡」
ついな
「久しぶりやで〜、さんぽちゃん〜〜〜〜っっ!!」
ついなN
──変装を解いた、そのたこせんべい売りの正体は……、
江ノ島をイメージしたかわいらしい衣装(いでたち)に、海の色のグラデーション髪(ヘアー)、
キュンとするまち藤沢を絶賛支援♡応援中♪
ウチの古い友達にして、
江ノ島のアイドル──、江ノ島さんぽちゃんその人やったんや!!
(SE:しゃらららら☆きゅぴーん♡ 魔法少女っぽい効果音)
さんぽN
みんなを笑顔に、江ノ島ビーム☆ (SE:きゃるーん♡)
元気いっぱい! 好奇心旺盛!! お散歩大好き、
江ノ島さんぽ、参っ☆上〜〜っ!!!!♡
(SE:ぱあぁぁぁぁぁ♪)
ついな
「うわ〜〜っっ! ほんまめっちゃ久しいな、さんぽちゃん。前に会うたのは、
一緒にアフガンで、テロリストのゲリラ集団を殲滅した時やったやろか〜?」
さんぽ
「それ絶対私じゃないでしょう〜、も〜!
……確か、海から深きものの軍団が、
江ノ島侵略してきた時以来じゃないかな〜?」
ついな
「ああ、あの時のさんぽちゃんは凄かったでぇ、一人で三百匹は薙ぎ倒してたし!!」
さんぽ
「江ノ島を愛する心は、どんな悪にも負けません! うふふ☆」
ついな・さんぽ
「あは、あはははっ、あはははははははははっ☆」
(ほんわかしたBGM)
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【昼・冬の江ノ島海岸】
ついなN
──冬の江ノ島海岸は、夏と打って変わって海水浴客も姿を消し、
しみじみとした趣きがある。
超久しぶりの再会を果たしたウチとさんぽちゃんの二人は、旧交を温めるべく、
江ノ島が見える砂浜にゴザを敷いて、ひとしきり乙女っぽい昔話に花を咲かした。
背中合わせで戦った懐しい思い出、ダンゴとかいう巨大な怪物を二人で倒した話。
ウチにとってさんぽちゃんは、安心して背中を預けられる数少ない戦友なんや。
そして江ノ島の平和は、さんぽちゃんが人知れず守っているんやで──…!!
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(SE:波の音。カモメの鳴き声)
店員(本物)
「──よっ、さんぽちゃん、お友達かい? さんぽちゃんにはいつも、
世話になってるからな、こら差し入れのシラス丼だ、遠慮なく喰いねぇ喰いねぇ」
さんぽ
「ありがとう、おじさん♪ ついなちゃんは昔の友達なんですよ☆」
店員(本物)
「同期の桜か。そーかい、そーかい、仲良くやんな!
かっかっかっかっ」
ついな
「おっちゃん、おおきに〜!
(もぐもぐもぐもぐ…)
シラス丼、旨いわ〜〜〜。
……それにしても、さんぽちゃんは、ホンマ江ノ島の人気者なんやなぁ」
さんぽ
「(もぐもぐ)私はただ、大好きな江ノ島を応援しているだけなんだけどね☆」
ついな
「いやいや地元の人達から愛されてるぅ♡ゆー感じがひしひし伝わってくるで!
ウチ──正直ほんと……羨ましいわ……」
(もぐもぐもぐ)
さんぽ
「そうかなぁ……、うふふ♡」
ついな
「それに、さんぽちゃんは何たって、必殺技の江ノ島ビームがちょー強力やし!!」
さんぽ
「……えっ、えっ。……う、うん……そうね──……」
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【回想シーン】
(バトルのクライマックスっぽいBGM)
『江ノ島さんぽは、世のため人のため、みんなを明るく照らします!
シーキャンドルの力を借りて、いまお見舞いします、江ノ島ビィーームッッ!!』」
(SE:巨神兵のような光線の音。ごおおおおお…、衝撃音。吹っ飛ぶ
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ついな
「……って、あれホンマえげつな……もとい、凄いもんな!」(もぐもぐもぐ)
さんぽ
「……い、いやっ…、……そ、そこまで…?」(汗)
ついな
「せやでせやで! 江ノ島ビームにかかれば、
海岸にゴミをポイ捨てする不心得者も、性悪トンビもみんなイチコロや!」
さんぽ
「……そ、そうね……? あは、あははは……」
ついな
「ウチ、正直、江ノ島ビームにちょー憧れてるねん!」(もぐもぐ)
さんぽ
「…いや、あのね、ついなちゃん、実は…その江ノ島ビームなんだけど──……」
(SE:ガリッ! 何か堅い物を歯で噛んだ音)
ついな
「うん…?
なんかシラス丼の中に堅い物が混じっとった。
(SE:むにゅむにゅ)
何やろこれぇ……、魚の鱗みたいな──……?
妙にキラキラして、五色に輝いとるで。シラスの鱗…な訳ないし──…」
さんぽ
「あのね、ついなちゃん、えっと──……」
ついなN
と、その時の事やった。
突然、さっきのおっちゃんの悲鳴が聞こえてきたんや!!
店員(本物)
「……モ、モ、モウネンだぁ〜〜〜! モウネンが出たぞぉ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
(SE:ガタッ!)
さんぽ
「モウネンが!? ──ということは、また海で事故がっっ!?」
ついな
「モウネン…? ど、どういうことや、さんぽちゃん……!?」
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【昼・野次馬でごった返す江ノ島海岸の砂浜】
(重苦しいBGM)
(SE:しばし間。救急車やパトカーの音。ガヤガヤ……たむろする群衆の音)
さんぽ
「また江ノ島沖で……海難事故が……! 何て恐ろしいことなの……」
ついな
「溺れたヨットマンの兄チャン、幸い、すんでの所で命だけは助かったようやけど、
『モウネン、モウネン』ってうなされてるらしいで……。
モウネンって、一体何やねん、さんぽちゃん…!?」
さんぽ
「……簡単な事件のあらましを説明するとね……、
ここ数ヶ月……、江ノ島沖で、クルージングを楽しんでいるヨットが、
特に原因も無いのに決まって同じ場所で沈没する事故が多発してるの。
今までは運良く犠牲者0で済んでいるんだけど、
救出された遭難者は皆一様に、『モウネン』という名を口にするんだって……」
ついな
「ここ数ヶ月やって……?
あっ、もしかしてモウネンって妖怪変化の類いか!?
妖怪の仕業やったら、ウチの出番や!
それに少し思い当たる節もあるし──…」
さんぽ
「……うん…。
実は──、モウネンというのはね、この『江の島の民俗』
(藤沢市教育委員会 博物館建設準備担当編)という書物によるとね……」
ついな
「よると……!?」
さんぽ
「その昔……、江ノ島の対岸・腰越(こしごえ)の漁師さん50人が、
嵐で遭難する事故があってね、
以来、海にモウネンという舟幽霊が出るようになったという記録があるの……」
ついな
「ゆ、ユ、ゆう、you、ユーレーッッッッッ!!??」
さんぽ
「でも最近は、モウネンは滅多に出ることがなかったのに、どうして急に……?」
ついな
「さ、さ、さ、さよか〜…!
ユーレー出なくなったんなら、そりは結構結構〜♪
そ、そ、それじゃウチ、こ、これにて帰らせてもらうわ〜……ほなサイナラっ!」
さんぽ
「ついなちゃんっっ!」
(SE:むんずっっ!!)
さんぽ
「まだ幽霊が苦手な癖、治ってないの!?
それに今さっき、何か心当たりがあるみたいなこと言ってたよね???
洗いざらい、知ってること全部白状してもらいます!」
ついな
「…そ、そっ、そっ、それは……そのぉっ……」
(SE:滝汗だらだらだら)
さんぽ
「逃・が・さ・な・い・んだからぁ〜〜〜〜〜!!!!」
ついな
「……か、か、か、堪忍してやぁ〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!!!!!!!!!」
(SE)
ついなN
──かくしてウチはさんぽちゃんに尋問され…もとい説得され、滝夜叉姫の一件、
そしてその影響で、ここ半年ばかりに起きた全事件の内幕を白状させられたんや。
さんぽ
「なるほど……ね。つまり、滝夜叉姫とその一味の企みで、
日本中の妖怪変化が強く活性化されている訳なのね……」
ついな
「…せや……。
多分モウネンっちゅう舟幽霊もその影響で……」
さんぽ
「でも……、モウネンはもう百年近くも前に静まって、今は江ノ島の海の底で、
安らかな永遠の眠りについているはずなの…。
それがこんなに暴れるなんて…」
ついな
「──なんかこの事件、さらに裏があるのかも知れへんなぁ……」
さんぽ
「よしッ、ついなちゃん、さっきのおじさんに船を借りて、
事故現場に行ってみよう!
そこで直にこの目で確かめてみなくっちゃ!!☆」
ついな
「…ええっ〜〜〜、ほんまぁ…!?
嫌やなぁ……、ウチ、ユーレー怖いぃ〜……」
さんぽ
「つべこべ言わずに行くのっっっ!!!
半分はついなちゃんの責任でしょ!!」
ついな
「…はいぃっっ……!!
……しゃ、しゃーないぃ……、
ま、まぁ、でも、いざとなったら、
さんぽちゃんの江ノ島ビームもあるし、何とかなるかなぁ……」
さんぽ
「……あ、それについてはゴメンっ……ね……、ついなちゃんッ…!」
ついな
「……え?」
さんぽ
「……実は、江ノ島ビーム使えないの。今。なんか、数カ月前から不調で」
ついな
「……は?」
さんぽ
「……何だか不発気味っていうか、うまく打てない……って感じ?
──許してね☆ えへへ……///」
ついな
「……はっ? えっ!? えっ!? ええええっっ〜〜〜〜〜〜!!!????!??」
ついなN
──こうしてウチはさんぽちゃんにハメられて…
(SE:ぼかっ!)
もとい、さんぽちゃんと共に、江ノ島沖の海難事故現場を調査しに行くことになったんや。
苦手のユーレー相手……、しかもさんぽちゃんは江ノ島ビームが使えないって
状況なのに、果たしてこんなんでほんま大丈夫なんやろか……??
一抹の不安を胸に、ウチら二人は遊覧船べんてん丸に乗り込み、現場へ急行した。
しかし同じ頃──…、陸(おか)の方では、さらに大きな事件が起きていたんや……!
場所は江○島水族館……。
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【江○島水族館・イルカショー】
(楽しげなBGM、ばしゃばしゃと水の音)
お姉さん
「はーい、良い子のみんな〜♪ かわいいイルカショーの始まりだよ〜♡
みんなでイルカのフリッパーくんの名前を呼んでみようねぇ!!
せーの!」
子供たち
「フリッパーくーん!!」
お姉さん
「あれぇ、反応がないなぁ、もう一回呼んでみようかぁ?」
子供たち
「フリッパーくぅ〜〜〜〜ん!!」
(しばし間。SE:静かな波音)
お姉さん
「あれ……?
(※小声で)
ちょっと…、どーしたの、フリッパーくん……、
フリッパーくんっ…! ほら、出てきなさいったら……!!」
(SE:パンパンっ)
(SE:ボゴッ……。ボコボゴボゴボゴ…! 沸き立つ泡の音)
ハンザキ
「ぐおおおおぉぉぉぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっ!!!!!!!」
お姉さん
「きゃあ〜〜〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっ!?
フリッパーくんがオオサンショウウオのお化けにぃ〜〜〜〜っっっ!!??!?!?」
(SE:ざばーーーーんっっっっ!!!! ごごごごご……っ…!!)
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ついなN
暗雲垂れ込める中──、ウチとさんぽちゃんのいない江ノ島に危機が迫る…!!
果たして、突如出現した妖怪ハンザキの目的は?
ウチとさんぽちゃんは、この事件の裏に潜む謎を解明できるのか…!?
ついなN
風雲急を告げ、前編はここまで! 続きは、後半の配信を待て!!
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【アイキャッチ】
ついなN
『鬼っ子ハンターついなちゃん』! 「滝夜叉姫と妖魔の内裏編」!
【CM枠】
さんぽN
みんなを笑顔に、江ノ島ビーム☆ 湘南のど真ん中!
海も山も楽しめるキュンとするまち藤沢を応援しているのは、
わたくし江ノ島さんぽです♪
神奈川県藤沢市を元気にするべく、江の島をモチーフにデザインして生まれ、
お散歩しながら魅力を発信しています。
春はフラワーフェスタ、夏はマリンスポーツ、
秋の夜空に打ち上がる花火は圧巻!
冬は関東三大イルミネーションにも選ばれた湘南の宝石が開催されます♪
江の島丼、しらすや藤沢トマト、藤沢小麦を使ったお料理も味わってね!
歴史ある藤沢宿のお散歩もおすすめ!
あなたにとっての藤沢キュンを感じてみて下さいね♪
いつでもお待ちしています!
江ノ島さんぽより♪
ついなN
それじゃー、後半もぜったい聞いてな♡
(前半終了)
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※CMパートの内容は、ボイスドラマ公開当時のものです。
※この脚本を用いた、門脇舞以さんらプロの声優の方々によるボイスドラマも配信しております。
ぜひ視聴なさってみてください! https://fantia.jp/fanclubs/326