第10話 2021/05/29

文字数 734文字

昼間まで起きられなかった。
薬を変えたのが原因か、いつも通りなのか分からない。
起きたときから寝過ぎで頭が痛い。
姉は心配してネットで対処法を調べてくれた。
いつも心配してくれて感謝しかない。
昼間は祖母の家でお昼ご飯を食べた。
叔母の仕事が休みだったのでいつもより長く談笑していた。
皆が休みの日はいくらか気分が楽だ。
だらだらしていても罪に問われない感じがする。
大罪とは言わないが小さな罪を重ねている気がする。
いまだにテレビが見られない。
受動的に情報が入ってくるのが嫌で仕方が無い。
ニュース番組は特に暗い内容が多いので見ていられない。
バラエティー番組でも騒がしくてつまらないものは本当に見ていられない。
大好きだったアニメも長い時間は見られない。
2話ほど見て疲れてしまう。
前は12話を通しで見られたのに、ショックが大きすぎる。
体力が落ちたのか、病気の影響なのか、どちらもあると思う。
自分が正しい判断を出来ているのか分からない。
今、自分が決めていることが良いのか、判断が出来ない。
とても不安だし、自分をずっと疑っている様でつらい。
うつ病のときは大きな決断はしない方が良いとは思う。
それでも自分で判断しないとならないときはある。
そんなときすごく不安だ。
今の自分が分からない。
この行動がまた間違っていたらどうしよう。
不安でたまらない。
姉が、正しい判断が出来る人間の方が少ない、と言っていた。
姉の言葉がいつもばらけた自分を一つにしてくれる。
でも、今も不安でいっぱいだ。
この判断が誤っていたら、また嫌な気分になるのか。
また苦しい思いをするのか。
頭が痛くなる。
考えても仕方の無いことで悩みすぎている。
それが無ければ病気にはなっていないだろう。
今の自分を許したい、受け入れたい、早く楽になりたい。
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登場人物紹介

うつ病の人

一人称 自分

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